上司の命令には、ちゃんと従っていますか??
「やれ」と言われたら、「はい」と返事して速やかに行動していますか??
100人中、何人ぐらいがそうやっていると思いますか??
そうやって行動している人には憧れますか??
いきなり質問攻めで「うわー」と思っていますか???
さて、「上司の命令」について少し考えてみましょう。
会社に入ったばかりの頃には、「上司には絶対服従」という気持ちがあると思います。理由としては、
1.その通りにしないとクビになる。(あたりまえっ)
2.客先やノウハウなどの情報量が圧倒的に上司の方が多いので判断が正しいだろう。
3.その人の経験からそうすべきだという判断がありそうだ。
4.特に反対する理由もないし、反論する気持ちもない。
5.人間関係をうまくやっていきたい。
6.社内で孤立したくない。
7.他の人たちもそのようにしているので単純に従う。
8.早く仕事を覚えたいので、言う通りにして体験したい。
9.自分の印象も良くしたい。
10.言われたままにやるのは、自分で考えるよりも楽な面もある。
という感じでしょうか。
いつもながら、ちょこっと考えた例なので他にもありそうですが、どれもこれも「最初だからこそ」みたいなところっていう感じではないでしょうか。
これが1~2年して仕事に慣れてくると、会社やお客さんのことも見えてくるので、
「もっとお客さんに喜ばれるサービスをしたい」
「節約ばかり言っているが、お金をかけるべきところも削減しているように感じる」
「会社の雰囲気が良くない」
などという気持ちが出てきたりします。
その頃には、周囲の人たちのこともわかりますし、自分の意見も言えるようになってきます。
そして、
「上司が白と言ったら黒でも白と言う」
というような古き良き時代の言葉が無くなってしまい、上司の命令をきかなくなってしまったりします。
その場では「はい、わかりました。」と言いつつも、心の中で「何言ってんだよ」と思い、先延ばしにしたり、やらなかったりします。
「上司の命令」
というのは、大抵そのようなものだと思います。
つまり、
「人は誰かの言いなりにはならない」
ということですね。
では、上司はどのようにすれば良いのでしょうか。
私が思うのは、
「上司の許可」
です。
「こうしたい、こうやりたい」
という部下の気持ちと上司の気持ちが同じになって、それを上司が
「よし、やろう」
と言う職場っていいですよねーーーー。
理想は、上司は命令ではなく許可をするだけです。社内でやるべきことがあれば部下と話をして同じ意見になってからやればいいという感じですね。
そこにはコミュニケーションもありますし、信頼関係もありますし、情報の共有もあります。
「上司の命令」というのは、一方的なところが問題だと思います。
普段、良いコミュニケーションが取れていれば、上司が急ぎのときに細かな説明無しに
「アメリカへ1週間行ってくれ」
と言っても行くでしょうね。それは信頼関係です。
入社してすぐのときには言うことを聞いていても、信頼関係が無ければいずれ崩壊します。
ちなみに、古き良き時代の「上司が白なら白」は、今よりももっと時間をかけて信頼関係を築いていた頃の話ではないかと想像しています。
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