タイトルを見てどう思われたでしょうか?
運送業の方々に向けての話ではなく、安全装置の例えです。ええ、そうです。例えはいつもヘタです。(^_^;)
さて、仕事(ビジネス)における安全装置とは、なんでしょう?
仕事には目的がありますから、目的をスムーズに達成したり、目的を達成できない要因を取り除いたり、そしていざというときに守ってくれるものが安全装置だと思います。
では、仕事の目的とはなんでしょうか?
色々な人の話を聞いていますと、「仕事の目的」についてはたくさんの解釈があります。「自己実現」や「社会に貢献する」とか「幸福の拡大」とかもありますね。
お金に余裕があって趣味でやっている活動ならいいのですが、普通の人が仕事をするときには、やはり目的は「収入」になるのではないでしょうか。
無給で会社に行くことが出来る人は、ほとんどいないと思います。
経営者側から見れば、「利益をあげること」が目的ですね。稼ぐために設立されたのが会社ですので当然かもしれませんが・・・。
あとは、利益が目的ではない集団もたくさんあります。ボランティアグループや学校のクラブ活動などもそうですね。
結局、集団の中で活動するときに必要なものになるのですが、それが今日の話です。けっこう適当な話ですが前置きが長いですね。
ところで、「報連相(ほうれんそう)」という言葉は聞いたことがありますか?
「報告・連絡・相談」のことで、職場や家庭でやったほうがいいことだと言われているようです。
色々なところでカンバンを見かけたり、どこかでその話を聞いたりすることがあります。
なーーーんとなく、「面白いな」と思ったり「大事なことだな」とは思うものの、「ちゃんとできている人はいるのかな?」という印象です。
それで少し考えてみたんですが、「報告」と「連絡」の違いってなんでしょうか?
聞くところによると、「報告」は主に上司からのものだという説もありますが、部下からの報告も必要ですね。自分の子供からは「報告」といういう言葉は使いませんから、家庭向けではなさそうな単語です。
「連絡」は、情報を回すことのようですが、「報告」と言い換えられませんでしょうか?
もうひとつの言葉、「相談」は上記の2つと違って双方向の動きですね。「報告」や「連絡」は一方通行の動きですが、相手に伝わったかどうかの確認は不要でしょうか?
結局、「ほうれんそう」は語呂合わせの感じはいいのですが、それを聞いた人は、ほうれん草を思い出すか、「面白いね」で終わってしまうような気がします。
なぜなら、報告と連絡の違いがハッキリせず、相談という大げさな言葉にも慣れていないので頭の中でイメージがボヤけて行動に移せないような気がするからです。気がしているだけなので、ちゃんとやっている人がいたらごめんなさい。
さて、タイトルに戻って「シートベルトを締めて仕事をしましょう」というのは、実はこの「ほうれんそう」のことです。
「え?、なんか今思いっきり否定していなかった?」
と思う人がいるかもしれません。
「ほうれんそう」は、なんとなく語呂合わせを楽しんでしまっているような気がするのですが、内容的には良いと思います。
私が言い換えて使うのは、
「コミュニケーション」
です。「報告」も「連絡」も「相談」もコミュニケーションです。職場や家庭では、「ほうれんそう」以外にも「あいさつ」とか「提案」、「説明する」、「やる気を出させる」などの色々なコミュニケーションが必要です。ですから、語呂合わせのためのような3つの要素に限定することもないと思っています。
「コミュニケーション」をなぜ「シートベルト」に例えるのかというと、「コミュニケーション」は人間関係を安全に保つものだからです。
上司に仕事の相談を先に行い、その通りにやって失敗したときには責任を問われません。
お客様・上司・部下、みんなそうですが、コミュニケーションをとりながら進めれば失敗はありませんし、失敗したとしても責められません。それが、
「あなたを守る安全装置」
だと思っています。
「シートベルトを締めて仕事をする」というのは、「コミュニケーションをとりながら仕事をする」ということです。
なんの用事もないのに話かけたりしていることも、意外に大事だったりします。「話やすい環境を作る」ということによってコミュニケーションは更にスムーズになると思うからです。
長くなったので、続きは明日に。(^^)
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