前編では、コミュニケーションを取りながら仕事をするのは、シートベルトを締めているようなものだというような話をしました。
ついでに言うと、めんどくさくて毎回特に必要ないと思っていても、やっぱりやっておいたほうがいい点で同じだという意味もあります。
また、常にコミュニケーションを取るということは、情報の共有という点でも良いと思います。
そして、長く仕事をしている上司のやり方の通りに仕事を行うことによって失敗を減らし、成功体験を増やすことにもつながります。
勝手になんでもやってしまう人は、どんな場所でも嫌がられる存在になりますね。
ところで、なんでも話をするのはいいのですが、「判断」については先に自分で行う必要があります。
例えば、
「どんな色がいいですか?」
と上司に聞くのは、確かに「報告・連絡・相談」をやっている人には間違っていないやり方です。
でも、なんでもかんでも聞くのも嫌がられます。単に「自分で判断できない人」で「人の手を煩わせる人」になってしまいます。
「判断」というのは、
「10色から選べますが、どうしましょうか?私は赤とかオレンジの派手な色がいいと思います。」
とか、思い切って
「この場合は赤かオレンジがいいと思いますが、いかがでしょうか。」
みたいな感じで判断をしていいと思います。特に、その判断材料となった資料と一緒だと更にいいですね。数値化されていればベストです。
そして、決定に関しては自分で先走らずに上司に決めてもらうとスムーズです。上司と息がピッタリ合ってくれば、当然判断も任されて役職が付き、給料も上がります。たぶん。
なんにしても、会社や組織はトップが決定権を持っていますし、方向性も決めます。
トップの意向を仕事に反映する人が組織では喜ばれますね。
そのためには、何が望まれていて、何をすべきかは上司とのコミュニケーションが大切になってきます。
そして、普段からのコミュニケーションが、組織内で安心して過ごせる秘訣にもなっていると思います。
お客様との関係でも、当然コミュニケーションは大事ですね。どんなものが欲しいのか、急ぎなのか、等々、こちらで決められないことが多くあります。
もちろん、決められないお客様にはこちらから提案をした方がいいですから、それらもまとめて「コミュニケーション」という言葉でいいと思います。
なんにせよ、きちんと話をしておけばトラブルは少なくなると思います。(^.^)
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