たまに、「ひとりでもやる」という人がいて、私もそういう気分になるときがありますが、最近はそれについて少し落ち着いて考察しています。
以前、なんとなく会社の中で孤立しているようなとき、全員に反対されながらも進めたりしていましたが、そういうときは会社の中では孤立していても他に誰か賛同してくれている人がいたり、同じことをやっている人がいたりしました。
仕事のときで言えば、きのう紹介した「日経トップリーダー」がそうです。自分の周囲にはビジネスの相談を出来る人はいなくて、自分のやり方が間違っているような気がすることがあります。しかし、成功している人たちのやり方を知ると自分のやり方で大丈夫だと自信も持つことができました。
「ひとりでもやる」
と宣言してやっている人は、「実現すれば賛同してくれる人が必ずいる」という確信があったり、違う地域で同じようなことをやっている人を知っているのだと思います。
たぶん、「今はたまたま自分の周囲には理解者がいない。」ぐらいの感じではないでしょうか。
なんでもそうですけど、ひとりで考えているときよりも、ふたり以上の仲間がいるときの方が行動しやすくなります。
いわゆる、「考えが強化される」ということだと思います。
リンゴを食べて美味しくなかったとき、周囲の人が誰も言わないときには黙っていたりします。しかし、誰かがリンゴを残していたり、変な顔をしていたら、「このリンゴってちょっと・・・。」と言い出しやすくなります。
会社の中では、「〇〇は必要ないよ」と会社の方針と違うことを言っている人がいる場合、他の賛同者も増えてくるので早めに話し合いをした方がいいというのも同じような考え方です。
同じ意見の人が多いと「正当化される」という大げさなところまでいかなくても、「言いやすくなる」ということが起こります。
そして、それが続くと習慣になり、さらに広がっていきます。
「ひとりでもやる」
という場合には、うまくいけば周囲の人を巻き込んで変化を起こすことができます。
自分が経営者であれば、自分の意見や会社の方針をきちんと全員に伝えることが大事だと思いますし、自分が社員やアルバイトであれば、周囲を巻き込んで会社の変革に取り組むこともできると思います。もちろん、組織によっては不可能に近い場合もあると思いますし、不可能な場合の方が多いかもしれません。
でも、一気に何かをやろうと思わずに少しずつでもやっていければいいんじゃないかな、と思います。
そんな感じです。(^^)
コメントする