緩やかなインフレ

| コメント(0) | トラックバック(0)

「緩やかな(ゆるやかな)インフレ」について書いてみます。

実際、「インフレ」が良いことなのかどうかは不明です。ただし、デフレよりは良いと思っています。

ちなみに、インフレとは「物価が上昇すること」で、主に「お金で買えるもの」を指しているのだと思います。

人間の価値が上がってもインフレとは言わないですね、たぶん。

労働力や能力の価値など、お金に換算できる部分はインフレもデフレもありそうですが・・・。

ちなみに、インフレは「物価上昇」ですが、それは「お金の価値の下落」ということでもあります。以前、それについてブログ記事を書いた確かな記憶がありますが、どこにあるかは不明です。(^_^;)

さて、経済の勉強をしていると、「緩やかなインフレ」が1番良いのだという結論になると思っています。

冒頭でも書きましたが、インフレにならなくてもいいのではないかという疑問も持っています。

さて、インフレになる理由ですが、みんなが心配しているハイパーインフレは明らかに物資の不足や貨幣の過激な流通量の増加、貨幣価値の下落によってもたらされるものです。

震災後に値上がりしたものがありますが、それは需要と供給のバランスからいうと「需要が増えたのに供給不足」が原因ですね。

本当は、物価がどんどん下がっていく「デフレ」が良いと思う人もいるかもしれませんが、そのときは普通は収入も減ります。場合によっては、物価の下がるスピードよりも賃金の下がるスピードの方が早かったりします。

「緩やかなインフレが望ましい」

というのは、経済が活性化し、それにつれて給料も上がり、徐々に物価も上がっていく状態です。

例えば、1000万円で家を買ってローンを払っている場合には、5年後にはお金の価値が少し上がっている状態だと返済も楽です。例を出すと、毎月の支払いが3万円のローンを組んだ時に月給の手取りが30万円だったとして、5年後には給料が33万円になっていれば月々3万円のローンは楽ですよね。

また、自分の持っているものの価値も上がっていくので安心感もあります。

つまり、1000万円で買ったものが1100万円の価値になっている可能性があるということになります。(土地は上がりますが建物の価値は年々下がります。また、固定資産税も上がりますし相続対策もありますので、売るつもりがない人は土地の価値は下がった方がいいのかもしれません。)

「緩やかなインフレが望ましい」

ということについては、「インフレ」が望ましいのではなく、経済成長をしているときでも「ハイパーインフレは良くない」ということと、「成長しているかどうかを確認するにはインフレの度合いが参考になる」ということだと思っています。

気持ち的には、経済成長をして給料が上がっても物価が上がらないことが理想ですよね!

土地の値段は上がらなくてもいいと思います。今は下がっていっていますが、変わらないままでも上がるよりかはずいぶんいい感じです。

ガソリン代も食料品も、給料の手取りが上がったからといって値段が上がっては恩恵が受けられません。

でも、古今東西、経済が活性化して景気が良くなると必ずインフレ傾向になるようです。

つまり、給料が上がって物価がそのままor下がり続けるという、うまい話は無いようです。(個人や個別業種なら当然そういう話はあります。)

ということで、今のようなデフレのときにはやや強いインフレ対策を政府が行って経済を活性化させる必要があり、インフレについては「インフレターゲット」の数値を決めてコントロールすべきだという考えに私は賛同しています。

「財政の健全化」という言葉を使う方々は「増税」だけを手段と考えているような気もしますが、政府支出を増やして景気を活性化させ、その恩恵として税収入が増えるような積極財政も健全な方法だと思っています。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://morimasaya.jp/mt-tb.cgi/673

コメントする

2014年3月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

関連サイト

特許を取得した金色の新素材
ゴールデンアイテム株式会社


全世界600万人以上の
能力開発テクニック
マハリシ総合研究所


夢をあきらめない
あなたは美しい
PALVON