今月も「日経トップリーダー」の紹介です。
表紙にいきなり「社長の孤独」とあってちょっとビックリしました。よく「社長は孤独」と言われますので、それについての話が特集です。
何についてどのような孤独を感じているのかなど、色々な会社の社長様の考えを知ることができます。
基本的に、日経トップリーダーは常に部下の話を聞き、お客様の話も聞くということを強調していますので、「独り相撲」のような孤独感というよりは、「こういうときに孤独感を感じる」というケースの紹介という感じです。
たぶん、「私は孤独」と社員の前で言ったら怒られてしまう気がします。
自分自身を考えてみても、「孤独」というような「ひとりぼっち」な感じはありません。
私のところは小さな会社ですが他の会社と同様に社長が常に先頭を走っています。そして、みんなもついてこられるように後ろも見ています。
たぶん、「孤独」という言葉が悲しいイメージがあるかもしれませんが、孤独な社長さんは辛そうです。
「重大な結論をひとりで考えなければいけない。」
とか
「協力者がいない。」
とか
「人材が足りずに自分が動いていて時間が無い。」
のような感覚かもしれません。
と、私が適当に考えたりしますが、本文の中にはアンケート結果などもあって実際の方々の状況がわかります。だいたい、みんな同じような悩みがありますが、そういうことを知って少し安心して気持ちが落ち着いたあと、やる気が出てくるのがこの本の良いところです。(^^♪
これについては、さらに有名な企業の社長の方々が色々な話を載せてくださっています。分析だったりアドバイスだったりと、参考になることが多くあります。
もし孤独感を感じる経営者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ読んでみていただければと思います。
さて、そして「タイ」の特集です。鯛ではなくてバンコクが首都のタイ王国です。
想像以上に発展しているようです。日本企業の進出も多く、今後の注目株のようですね。
後の内容は省略しますが、読んでいると本当に興味深い記事が多く、実践的で役に立つ内容が多くあります。素晴らしい本だと思います。
プラチナ会員になるとCDが毎月送られてきますが、今月は「中国経済崩壊の警告」という内容がかなり強烈なイメージでした。どうなるんでしょう?
古典落語に学ぶ経営術として、最近は短いですが毎月落語を聞くことができます。今回は「三方一両損」です。昔、大岡越前のテレビで見ましたが忘れてました。「なるほど!」な感じです。(^_^)
それと、石川県の「加賀屋」の会長様のお話。あまりにも有名なところなので、私も興味津々で泊まりに行ったことがありましたが、やはりしっかりとした考えで経営されていますね。
なんにしても、トップの考えがブレればゴール地点も曖昧になってしまいますから、「自分自身の考えを整理整頓し、クリアにしつつも強化してブレを無くす」という行動のためのツールとして、この本をオススメします。
この本自体、内容は時代と共に変化しつつも、1本の筋が通っていてずっとブレていない感じを受けます。
もし興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、書店では販売されていませんので、定期購読の申し込みをすると定期配送されてきます。(^^)
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