ビジネスは、利益の追求ですね。
お金が欲しいからビジネスをやるわけです。
お金が必要なくて趣味でやっている人もいるかもしれませんが、赤字だったら面白くありませんし、それはビジネスとは呼べません。
人件費、光熱費、通信費、税金、どんな場合でも支出は必ず発生します。単純に何かを仕入れて売って、それの利益が丸々入ってくるかというと実際はそうでもなくて、経費の分を考えずにいて結局赤字というケースもけっこう見かけます。
結局、給料や必要経費を含めて収支がトントン以上でなければ市場から撤退しなければならないのがビジネスの世界です。
と、まあ、当たり前の話から始めましたが、グレーゾーン・ビジネスの話です。
今では当たり前になっている「レンタル・ビデオ」ですが、昔はあれもグレーゾーンでした。(今はレンタル・ビデオじゃなくてDVD?)
当時は著作権の問題が解決されていなくて、商売をやる人は「見切り発車」的な感覚で始め、捕まったり損害賠償を請求される覚悟をしながらやっていたのではないでしょうか?
グレーゾーン・ビジネスは、「法律に触れる可能性がある」とか「バレたら大変」というリスクがありますが、「誰もやっていない」という点で有利に立つことができますね。
もちろん、「ビジネス・センス」が要求されますし、それほど「お得」な感じもない場合もあると思いますが、それでもそういう「目利き」のできる人たちがいます。
当時は、ビデオは販売オンリーで、1本が1万円とか1万5千円ぐらいで、レンタル料は1本1000円ぐらい、ひとり2本までっていう感じだったと思います。
それを在庫でかなり持つわけですから、初期投資もすごかったと思います。
全国にレンタルビデオ屋が増えてくれば、ビデオも安く仕入れることができたり他のところから融通してもらったりもあったと思いますが、やはり気合が入るビジネスだったと思います。それだけ利益率が良かったのかもしれません。
法律が整備されるまでの間、誰かに迷惑をかけながらも自分の利益を追求するグレーゾーン・ビジネス。
「やってはいけないこと。」
と思いつつもうまくやる人たちは凄いと思います。
私はあまりあれもこれも考えられないので、安心してビジネスに集中できるように法律はかなり気にします。
でも、「利益の追求」という面で気合いを入れている人たちを見ると、「仕事のやり方」に関して教わることもけっこうあります。
着眼点も素晴らしいと思いますし。
捕まるケースもけっこうある気がしますので私からはオススメしませんが、どんなビジネスでも気合いを入れることは大切ですよね。
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