最近は、「アーユルヴェーダ」という言葉も色々なところで聞くようになってきました。
アーユルヴェーダは、インドに古くから伝わるヴェーダの中のひとつで、「生命の科学」という意味があります。
体質を10通りに分けて、体質別の健康方法があります。
例えば、ヴァータ体質の人は乾燥しやすくて不規則になりがち、ピッタ体質の人は消化力が強いので比較的食べるものは何でも大丈夫とか、そんな感じです。
現代の健康法ではカロリー計算をしますが、消化力の違いや食べ方についてはあまり考慮されていいないように感じます。食事中に冷たいものを取ると消化力は落ちます。ショウガを食べると消化力が上がります。
食べ方、食べる順番などもあり、それを参考にすると食事も美味しく快適になり、しかも健康を維持できます。
自然法則にあった方法なのでスムーズです。どこにも無理がありません。
ただ、現代の健康法から見ると変わっているために最初はとまどうかもしれません。
5000年以上同じやり方で続いている健康法ですから、時の試練も経ており、私は安心しています。
さて、そのアーユルヴェーダですが、それはヴェーダ文献の中のひとつです。
ウパ・ヴェーダというグループに属しています。ウパは、副次的とか従属的という意味で、他には建築学のスターパティア・ヴェーダ、音に関するガーンダルヴァ・ヴェーダ(統合性)、無敵に関するダヌル・ヴェーダなどがあります。
ヴェーダ文献は、上記の他には記憶のスムリティー、分析のカルマ・ミーマーンサ等々がありますが、その全体性はリク・ヴェーダになっています。
ヴェーダ全体の体系としてはプラティシャーキャとアーユルヴェーダをそれぞれ6つに分割して37の体系とすることも可能です。
ヴェーダの知識はお互いに関連しあい、全体ですべてです。
アーユルヴェーダが流行っていますが、やはり他の文献も取り入れた方が快適さが増していきます。
また、真我にたどり着く方法を知らず、表面的な形だけの方法では本当の快適さを得ることはできません。
アーユルヴェーダを実践することはとても良いのですが、その前にぜひ瞑想を学ばれることをお勧めします。
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