「あの人は行動力があるね。」
というのは褒め言葉だと思います。
ただ、仕事の場合には「行動力」だけだと結果が出ないイメージがあります。
結果を伴う行動は、「実行力」という表現になりそうな気がしますが、いかがでしょうか。
極端な話、「1日中テレビを観ながら寝ていたけど、朝送った1通のメールで何かが売れた」という場合には、行動力もあるし実行力もあると評価できます。
逆に、1日中働いていて誰よりも積極的にやっていたにもかかわらず、その仕事の収支がマイナスだった場合には行動力はあっても実行力が足りないという表現になりそうです。
もちろん、何もしないでいる人よりもいいと思います。ビジネスにおいては。
恋愛や婚活でも、「行動力のある人」は合コンに行ったりお見合いパーティーに行ったりするのでしょうけれど、「実行力のある人」は更に結果も伴うのではないでしょうか。
「自分は合コンに行くたびに新しい彼女ができる。」
という人は凄いと思います。ある意味・・・。
まあそれはともかく、行動の違いはどこから生じているのかと分析してみると、
「結果を意識し、それを考えながら行動していること。」
「最適なプロセスを選択していること。」
という感じでしょうか。
ただ単に行動するだけだと、どの方向にどのようなスピードで行くかも無計画で適当です。数学でベクトルっていうのがありましたが、その矢印の先が目的地を指していないときは達成ができません。
実行力は、「行動」よりも「結果」に重点を置いているので、場合によっては行動をしていないようにも見えるため、「行動力」が周囲にはわかりにくいときがあります。たぶん・・・。
そんなわけで、ただ単に部下などに
「行動しろ!」
と命令しても、まったく反対方向に喜んで走っていく犬の後ろ姿を見て涙する結果のようにもなりますので、ちょっと注意してみましょうね。(^^)
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