誰かに対して「わかって欲しいこと」ってありますよね。
また、広告などで「知っておいてください。」という見出しで書き始める例もありますが、「先生」と言われる人たちがよく使う言葉のひとつかもしれません。
わかって欲しいことを「わかってください」と言ったり、「知っておいて欲しいこと」を「知っておいてください。」と言ったり、覚えておいて欲しいことを「覚えておいてください。」と言ったりするときがありますか?
「わかって欲しい」
という切なる願いがあるときでも、相手が「わかってくれそうだ。」と思わなければ、それを伝えないことが多いと思います。伝える手段が思いつかないときも伝えることをあきらめたりします。
また、何についてわかってもらいたいのかについてですが、相手に関係の無いことだと伝える気もしなくなりますよね。
例えば、
「今日の午後、フランスで雨が降るからフランスに行くときには傘を持っていった方がいい。」
ということを思っていたとして、誰かに伝えるかどうかです。どれほど「わかって欲しい」のかが不明ですが、本人にとっては何故か大事な問題かもしれません。
「わかって欲しいこと」
は、まずは自分にとって大事な問題ですね。
そして、相手にその内容が伝わりそうな場合には言う。でも、伝わりそうでない場合には伝え方を工夫するか伝えるのをやめてしまうかだと思います。
そして、相手に伝わるかどうかの重要なポイントとしては、それが相手にとって重要な問題かどうかというのもあると思います。
「相手にとって大事なことだと思うから伝えたのに、まったく話を聞いてくれない。」
というケースも、やはり相手はその大事さに気付いていない場合だと思います。また、普段から重要なことでは無いのに「わかってくれ」と言ってしまっていると「またか」という拒否反応が起こることもあるかもしれません。
通常、
「わかって欲しいこと」
は、まずは相手に関係なく自分の中の感情として出てくるものだと思います。
そして、それが伝わらないと悲しくなります。イライラの原因になることもあるかもしれません。
それが相手が最初から「わかってくれない人」だと思っていると、伝わらなくても「しょうがない」で済むかもしれません。あるいは、最初から伝えないかもしれません。
あなたが誰かに「わかって欲しい」と思うときは、「きっと相手も理解できることだ」という確信があるのではないでしょうか。
逆の立場で考えると、
「わかってください」
と、あなたに怒るように言う人がいるかもしれませんが、そういうときは「きっとわかってくれる」という信頼もあるのだと思います。
相手が怒っているところだけに注目すると腹も立つかもしれませんが、「きっとわかってくれる」と期待して話をしてくれていると思うとちょっと嬉しくありませんか?
うまく伝わらなくてイライラしている相手を落ち着かせて、よーーーく話を聞いてあげましょうね。
結論としては、
・相手に対してわかって欲しいと思うときには、相手の立場を考えて丁寧に落ち着いて話をする。
・誰かにわかってくれと言われているときには、落ち着いて何をどう伝えたいのかを整理してあげながら聞く。
というのがいいのかな、と思っています。(^^)
今日もまた自分としては長い文章だなー。明日は早朝から出かけるのでブログはお休みします。
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