もしも私が小沢一郎だったら。

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まず、小沢さんを呼び捨てにしたことを謝ります。単にタイトルの語呂がいいという感じだけです。

それと、もし私が小沢さんだったら、あの執拗な裁判には耐えられません。今回のブログは消費税増税における分裂騒ぎ限定の話です。

小沢先生のことはあまりよく知りません。政治的に印象があるのは自民党時代に「確実に首相になれる」というチャンスだったときに健康を理由に辞退したことです。何かの策略なのか、それとも本当にお身体の調子が良くなかったのかは不明です。

それと、裁判の件は、「法律的には罰することは出来ないが、お金は動いている」というイメージはあります。マスコミの影響かもしれません。というか、他に情報がありません。

他にウワサで聞いているのは、「日本の半分を中国に渡すつもり」「震災復興の工事のお金の流れの頂点にいる」「イギリスのMI6系」などですが、それでも政治のやり方はうまいし、グループのリーダーですし、なによりも演説を聞いていると納得できます。

ということで、今回の騒動で私が思うことです。

まず、「小沢新党」の話が出ていますが、あれは政治的な駆け引きのように聞こえます。「本気だよ」とか「民主党は衆議院で過半数割れしたら不信任案が通るよ」というような脅し系でしょうか。

あるいは、「増税を理由で民主党が除名したら、国民は民主党に悪いイメージを持つ」というメッセージも入っていると思います。

ということで、もしも私が小沢さんだったら、と大胆な話をしてみたいと思いますが、それは

「賛成にまわるから国民の前で生放送の討論会をやる」

という約束を野田首相とすることです。

内容は、

「法案に賛成しても、GDPの成長率は名目3%、実質2%を確認できなければ増税しない。」

という具体的な数字を国民の前で話題にしていただきたい。

可能であれば、

「失われた10年を考えて、例えば2002年をベースにして、その時点から毎年成長していたと仮定したラインを考え、それに到達するまでは増税しない。」

と言いたい所ですが現実ではそこまでの回復は無理でしょうね。

それと、

「政府が国債を100兆円発行し、それを日銀が買い取る」

という手段についての討論です。

アメリカや中国の積極財政の話も含めていただきたいですし、スイスが自国通貨のフランが高くなるのを食い止めるために無限の為替介入に踏み切った話とか、ギリシャはユーロ圏だから単独の積極財政はできないこととか。

野田総理と、これらの話をして、もしも話がまとまらなくても、国民には知識が伝わります。

あえて結論を出さなくても、それを聞いたひとりひとりが、ちゃんと考えられるはずです。日本人の教育レベルは高いと思います。

ところで、安倍元首相は今回の増税に賛成をしていますが、

「デフレから脱却し、力強い成長軌道の乗せる努力をすべきであり、達成できなければ、消費税率を引き上げるべきではない。(原文のまま)」

と明言されています。

今回の消費税の増税に賛成している人でも、内容はバラバラです。GDPに関係なく徴収するべきだという人もいます。私はインフレが加熱したときには増税した方がいいと思いますので、

「今から積極的にインフレ政策をするから、ブレーキも用意しておく。」

という意味であれば、この時期の増税の提案も心強いです。

民主党の公約は、確かに「増税の話題も出さない」ということだったと思いますが、それにこだわって離党するというよりも、ちゃんと有権者に説明をするべきではないでしょうか。それが次の選挙に繋がると思います。

このままケンカして別れたって、国民は置き去りにされたと思う気がします。

きちんとした政策があるのであれば、今回は国民にそれを伝える大チャンスだと思うのですが・・・。

なんとなく、「民主党の評判が良くないし、やり方も明らかにうまくないから、反対に回れば正義。」

という動き方にも見えます。

ここ数日は、なんとなく残念な感じの動きのような気がしています。

また、景気回復できる手段があるのに、それをすぐに実行しないことが残念です。

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