きのうの話は、怒りや不安についてでした。
ところで、この手の話では忘れてはいけないものがあるのを忘れていました。(^^;)
バガヴァッド・ギーターです。
バガヴァッド・ギーターは、昔にあった実話だと言われています。
戦場での戦いの場面で、悟りを開いたクリシュナが王子アルジュナに「この世の秘密」を話している、とても興味深い物語です。
戦場に布陣している両軍は、ともに親戚同士です。
そこに助けに入ったのは、クリシュナとその軍隊です。
クリシュナを選ぶか、その軍隊を選ぶかということで、相手はクリシュナの軍隊を選んだためにアルジュナ軍にはクリシュナがひとりでやってきます。
もしかしたら設定が微妙に違うかもしれませんが、だいたいこんな感じです。
そこで、アルジュナは
「親族を殺すことはできない。罪を犯してしまう。」
と言って戦意を喪失してしまいます。
きのう、私は怒りや不安は本来は自分に属さないものだというような話をしました。(したつもりでした。)
では、親族が自分を殺しに来た場合には、どうすれば良いのでしょうか?
しかも、自分ひとりではなく自分の仲間がまるごと狙われています。
戦場ですから、早くしないと敵が来ます。
興味深いのは、ここでのアルジュナに対するクリシュナの話を敵の大将も聞いていることです。
そんなこんなで、戦いの合図を告げるホラ貝が一斉に鳴り響きます。ついに戦いが始まるのです!
どんなストーリーが待っているのでしょうか?アルジュナはどうなるのでしょうか??
という内容のバガヴァッド・ギーターは、壮大なストーリーの中の一部分です。そして、「悟りとは何か」についての核心部分です。
バガヴァッド・ギーターも解釈が難しいと言われてきました。しかし、瞑想で体験する「永遠の静寂とエネルギーの場」から考えることでとてもスムーズに理解できて納得できて超面白いものとなっています。
ぜひ、バガヴァッド・ギーターの解説本を読まれることをオススメします。
と、言いたいところですが、すでに絶版になっています。中古で探してみてくださいね。
コメントする