仕事がうまく行っている人の特徴のひとつとして、「謝ることができる。」ということがあると思います。
何かミスをしたときに謝るのは当然ですが、ついつい自分を守るために「言い訳」からしゃべってしまう人がいます。
また、「自分は悪くない」と言いたいために「○○さんが忘れた。」とか「自分は聞いていない。」というのを先に言ってしまう場合があるかもしれません。
お客様が何か言って来る時というのは、お客様の感情が良くない方向に動いている状態で、怒っていたり悲しんでいたり不安だったりします。
そのような精神状態のときには、こちらの立場などを考える余裕は無いのが普通です。
ですから、こちらで言い訳をしても聞いていただけないだけでなく、よけいに相手が焦って「エキサイッティング〜」あるいは「ファイア〜」な状態へと更に成長進化バージョンアップしてしまいます。(^^;)
ですから、まずは謝ることが大事ですが、事情もわからずに謝ってしまうと「誠意がない、マニュアル対応」と思われることもあります。
「製品にキズがついていた。」「説明と違う。」と明らかにハッキリした苦情を言われたときには、すぐに「申し訳ございません。」でいいと思います。また、「なんか汚れている気がする。」というような曖昧な感じ、お客様もそれがミスなのかどうかわからない場合には、状況を良く聞いた上で対処して、もしそれが正常だった場合にも、「勘違いをさせてしまい申し訳ございません。」という感じにして社内では再発防止の対策をした方がいいですね。
とまあ、ここまでは一般論ですが、もうちょっと「謝ること」を考えてみると、
「チャレンジする。」
「果敢な営業をする。」
「客先に要望を言う。」
というようなことをする場合、失敗した時に素直に謝れる人は、そのような活動をしていけるように見受けられます。
飛び込み営業に行って断られたとき、見栄っ張りの人、ええカッコしいの人は恥ずかしくてめげてしまいます。
でも、その場で「ああ、お時間取らせてすいませんでした。」と言える人は次の活動がスムーズです。
相手を尊重すること、相手を見下さないこと、自分を過信しないことなども含まれるかもしれません。
好きな人に告白するのも似ている気がします。また、新しい友達を作るとき、知らない人に道を聞くときなども同様に、自分のプライドが高すぎるとうまく行動できません。
1番いいのは、プライドが高くても人と接する時にはそれを抑えること、あるいはバカみたいにみえるような気楽さが人間関係では大事だということを知っているということにプライドの高さを感じることかもしれません。
うまく行っている人を見ていると、知らない人と話すのは平気ですし、「すみませんねぇ。」という言葉をけっこう使っています。
自分を卑下する態度は好まれませんが、自分を少し下げることで人間関係がスムーズになることを知っている人は仕事もうまくできていると思います。
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