PALVONの価格を改定いたしました。

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私が開発した金色の銅合金、特許を取得したプラネットゴールドという素材で作られたアクセサリーのPALVONの価格を改定いたしました。

実は、どちらかというとプラネットゴールドという素材の宣伝用に開発した経緯もあって赤字のサービス品で提供していましたが、新商品の希望もいただいておりますので、PALVONは独自で採算をとれるようにと考えて価格を見直しました。

「金色でサビに強い銅合金」

を目指して約9年間、資金を注ぎ込んだこともそうですが、自分の時間もこのプラネットゴールドという素材に注ぎ込みました。

原子や分子や金属の研究、小型の溶解炉の製作、溶解の手順の研究など、知らないことも多くあったので色々な苦労がありました。

最初は、単純に「銅とアルミとクロムを混ぜれば出来上がり」ぐらいに考えていたのですが、そうは甘くない現実もありました。

そもそも、1300℃で溶かした金属をインゴットケースに注ぐときに、充分に水分を除去して温めておかないと「水蒸気爆発」で大変なことになるのも知りませんでした。(>_<)

直感的にインゴットケースを温めておいたので良かったのですが、その後は専門家の人などにもアドバイスをいただいて色々と学びました。

「とりべ」などの溶解用の道具なども教えていただいて、様々な道具も準備しました。

金属の材料を数種類入れて混ぜるのですが、それを撹拌(かくはん)する棒も最初はステンレスのSUS304やSUS310Sを使っていましたが、高温だと溶けてしまいます。溶けるということは、実験用に準備した配合と異なった合金ができてしまうということなので実験が失敗に終わります。

その後、坩堝(るつぼ)を撹拌(かくはん)するためのカーボンの棒があることを知ったのですが、実験用の小さい炉に入るものがなかったので苦労したこともありました。

そんなこんなで、このプラネットゴールドという素材は、簡単にパッとできたものではありません。今まであまり強調してこなかったんですが。。。

プラネットゴールドは、「不可能を可能にする。」とか「チャレンジを続ける。」という気持ちがあったから完成した素材です。

どちらかというと、「真鍮(しんちゅう)に似ている」とか「18金の方が価値がある」と言われたりしましたが、「チャレンジ精神の結晶」としての素材に価値をおいてくださる方、そういうチャレンジをしている方と一緒にこの素材を楽しみたいと思いました。

そして、「錬金術のロマン」という淡くせつなくロマンティックな雰囲気が好きな人も大歓迎です。

この素材は、緑青(ろくしょう)というサビは発生しません。屋外や風呂場に置いても大丈夫です。ただし、お酢には弱いです。

また、使ったまま放置していると半年から1年で表面に曇りが見られます。使用しないでしまっておけば特に問題はありません。

そういう特性ですので、最低でも半年に1回、できれば毎日ちゃんと磨いてくれる人に使って欲しいアクセサリーです。同じ素材の印鑑はそれほど手入れしなくても大丈夫ですが、金属磨きで磨くと素晴らしい輝きになります。

メッキと違いますので、毎日こすっても磨いても色は落ちません。むしろ輝き続けます。

一緒に海に入っても、お風呂に入っても、手入れをすれば買った時のままです。サウナに一緒に入ると金属だけ熱くなってヤケドしそうなのでやめてください。っていうか、頭は熱くしないほうがいいのでサウナに入るときは、せめて頭に冷たいタオルを。って、大事なところでまた話が脱線だ。

そういうわけで、私が自信を持ってお届けする素晴らしいアクセサリーのPALVONが新フェーズを迎えました。

よろしくお願いいたします。

http://palvon.jp/

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