大人と子供の区別っていうと、成人式の20才を区切りにするとわかりやすいですけど、実際はそうでもないですね。
心と身体の成長もバラバラですし、そもそも大人と子供を分ける意味ってなんだろう、とか思い始めるとややこしくなります。
ところで、「大人」に期待するものと「子供」に期待するものって違いますよね。
大人は、
「人生の手本になってくれる。」
「落ち着いている。」
「色々なものをよく知っている。」
「話を聞いてくれたり、相談にのってくれる。」
「広い心」
とかそんなイメージです。しかし、これって大人じゃなくて長老のイメージかもしれません。(^_^;)
それに対して子供は、
「無邪気で楽しそう。」
「いきなり何かをやる。」
「笑える失敗をする。」
「文句を言う。」
「あまり周囲のことを考えない。」
って感じでしょうか。でもこれは、おじいちゃん&おばあちゃんにも当てはまりますね。
心理学者とか哲学者とかは分類を詳細にしそうですが、大人とか子供っていう分類は興味深いところです。
高校生でも一人暮らしでしっかりしている人がいますし、60才ぐらいでも親の財産で生活している人もいます。大人と子供の区別は、精神的なものでは出来ないような気がします。
よく、「子供のくせに」とか「大人のくせに」と言って批判するパターンがありますが、あれは相手に何かを期待しているのでしょうね。「日本人のくせに」とか「地球人のくせに」とか言われるのも同じようです。「地球人のくせに」はないか。
「自立」
というポイントから見てみると、身体が育って自分で食事を作ったり色々と出来るようになれば大人ということでいいかもしれません。
精神的なポイントとしては、やはり「責任」ですね。「他人の責任にしない。」「誰かの悪口を言わない。」っていう人は「大人」って感じがします。
細かな動作や言動よりも、「自立」の観点で大人と子供を区別してもいいのかな、と思ったりしました。
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