今月も日経トップリーダーの紹介です。日経BP社が発行している月刊誌で、利益の出ている経営者の最新情報が満載です。
私はビジネス書もよく読みますが、やはり最新情報やたくさんの経営者のナマの声を聞くことができる点で、とても参考になります。
今月は「社長のための数字の見方」です。
私は貸借対照表は常にチェックしていますが、ROA(総資本利益率)や他の数字の比率などは見ていませんでした。
どちらかというと、ROAは株式投資のときに見るものだという感じだけでした。記事中、スター精密の佐藤社長の言葉で、こういうのがありました。
「財務データは月次で経理から上がってきます。その数字を見ながら電卓をたたくんです。この数字とあの数字を足し算したり、割り算したりすれば、何か別の意味を持つのではないか。例えば付加価値(売上から材料費や外注費を引いた値)が減った製品があれば、どうしてなのかと電卓をたたきながら原因を探る。」
と。
これは、まったく思ってもいなかったことです。やはり利益の出ている会社の経営者は違いますね。他にも色々な経営者が会社の数字について語っています。
私の場合は、何にいくらかかるとか原価とかは把握していますが、「比率」については気にしていませんでした。確かに何か変化を見つけることができそうです。
重要な点としては、全部をパソコンで計算すると確かに楽だけど、自分で電卓で計算した方が数字が頭に入ってくるということだと思います。
「資金繰り」
については、利益が出ても出なくても常に重要なポイントです。お金をいくら使えるのかを知らなければ動けません。
積極的に活動をする基盤は、自分の健康状態を知ることですね。不健康なら不健康なりに全力で活動もできると思います。
さて、他の記事ですが、「『できない』を『できる』に変える経営」という特集もあります。「できない」という壁を乗り越えて利益を出しているJPホールディングスの山口社長の話です。かなり勇気付けられました。
他にもまだまだ色々な経営者の話があります。
不景気で倒産件数も増えていると思いますが、業種に関係なく経営者の力量で成功と失敗は決まると思います。
何をどのようにやっている経営者が成功しているのか、その最新情報を知りたい人は、ぜひ購読をお勧めします。
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