尖閣諸島の問題で、中国向けの自動車部品の受注が減りました。大きな部品ではありませんが、中国向けの分の月産9万個ぐらいが減ります。タイ向けはそのまま流れます。
その代わり、別の自動車会社の部品が突発的に月曜日からスタートします。1個約13kgの製品が1ヶ月に2〜3万個の予定。年内か来年初めぐらいまでですが、現場のスタッフは毎日この部品を持つのでムキムキなマッチョになるんでは無いかと思うぐらい大変そうです。
毎月の受注は色々と変化していて、3ヶ月先がどうなるかさっぱりわかりません。特に自動車関連は昔から生産計画はちょくちょく変更がありますので、それに対応しています。
中国の問題は先行きがまったくわからいのですが、毎月9万個の部品が年内を持ってゼロになるのは異常事態ですね。
急激に注文が減ったときにスタッフを減らすと後で注文が増えた時に大変ですし、そもそも誰かを辞めさせるというのも難しい。全員で一緒になって仕事をしていくという気持ちが萎えてしまいがちだと思います。
でも逆に、みんなで相談しながら結論も出していければ全員が納得する方法も考えられると思います。
色々な仕事が海外生産に移っていますが、今でも「国内でしか作ることができない。」という部品も扱っています。
「海外のメーカーでは、どうやっても作ることができない」
と聞くと日本の技術力は凄いと思います。単に製造機械を買って材料を仕入れれば出来上がりというものでは無く、熟練した技術が必要という仕事は他にも色々とありますね。
やはり、自分の仕事の技術を磨いて「オンリーワン」になることが信頼も得られて収入も上がるということではないでしょうか。
毎日あきらめずに前進している人は、やっぱり残っていくと思います。
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