たまたま見たインターネットのニュースで、自民党の安倍総裁が「インフレターゲットを3%」という話をしていたのを見かけました。朝日新聞デジタルです。
私のブログでもたまにインフレについては話をしていますので、興味のある方は右上の検索の欄をご利用いただければと思います。
さて、今年になってやっと日銀がインフレターゲットについて話をしました。他国がやっているので仕方なくということと、特に「目標」というものでも無い感じということと、1%という弱い数字ですが、それでも従来から見ると画期的です。
しかし、更に安倍総裁が3%という目標を出したことと日銀の責任問題について語ったことはとても重要だと思います。
安倍総裁が言ったということは、自民党のみなさんもそれについて考えるわけです。反対の人もいると思いますが、それについての議論が行われますね。
安倍総裁は私が毎月参加している「日本経済復活の会」の会合に去年の夏に来ていただいて話を聞かせていただきました。
この「日本経済復活の会」は、石原慎太郎氏と政策の話もしている亀井静香氏が良くお見えになっています。また、みんなの党の渡辺喜美代表も顧問で講演されています。
そんなわけで、たぶん安倍総裁が「インフレターゲット3%」ということを口に出したのは、「政治家の中でインフレターゲットという言葉が浸透していて、その数字も3%が良いという認識も広まっている。」ということではないでしょうか。
更に、それについて日銀の役割と責任について語っているのも、色々な人の理解を得られる発言だという気持ちがあると思います。
そういう意味で、とても期待できる発言ではないでしょうか。
なんでもそうですが、「数値目標」がないと達成できているのかどうかが判断できません。
目標があるからこそ、具体的な行動へと移すことができますね。
ちなみに、インフレターゲットは3%で良いと思いますが、それは順調な国家であって、今の日本であればここ数年はインフレターゲット5~10%ぐらいでもいいのではないでしょうか。
まずは元に戻さないといけませんよね。
急激な変化は色々なところでガタガタして大変かもしれないのでなんとも言えませんが。
まあ、なんにしてもインフレターゲットの話が出たのは良い兆しではないかと思います。
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