きのう、民主党の参議院議員のかねこ洋一氏からメルマガが配信されていました。以前、「日本経済復活の会」でお会いしたときに名刺交換をしてからメルマガを読んでいます。かねこ氏は民主党ですが、経済政策については安倍首相や三橋貴明氏も同じ「日本復活の会」で講演されているグループです。
さて、それによると、本日の参院本会議で質問をするそうです。内容をメルマガより抜粋します。
○麻生財務大臣財政演説に対する参議院本会議代表質問【要旨】
民主党・新緑風会 金子洋一
1被災地福島の復興を第一に考えれば望ましいのは公共事業以外ではないか
(対総理)
2リーマンショックへの対応の誤りが原因で生活保護の問題が生じたことへの
反省いかん(対財務大臣)
3バブル崩壊以降事業規模で200兆円の公共事業を行ってきたが、経済再生も
デフレ脱却も実現できなかったことへの反省いかん(対総理)
4政府と日銀の政策協定にしばりを持たせることが政策効果の強化のために
必要ではないか(対総理)
5「日銀の独立性」の定義はどのようなものか(対財務大臣)
6政府と日銀が事前に相談をして金融政策の目標は設定すべきであり、今回、
日銀自身にコミットメントなく単に2%という物価安定目標を設定させたことは誤り
ではないか(対総理)
7ベースマネー増加のペースについての評価いかん(対総理)
8なぜ生活実感に近い「コアコア」指数ではないのか(対財務大臣)
9なぜ国民生活に直結し、それゆえ景気刺激効果もきわめて大きい円安対策が
今回の補正予算に盛り込まれていないのか(対総理)
10消費税の8%への引き上げについて、どのような景気状況であれば判断するのか
(対財務大臣)
11業績が良くなったら一時金を増やすよう今年の春闘中に政府から産業界に
働き掛けるべきではないか。(対総理)
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ということです。
今までは、国会でのやりとりをラジオで聞いたりしていましたが、なんだか「質問をうまくかわす」という事が重視されていたような感じで、質問した人が「いいところをついた。」というのをPRする場のようにも見えていました。
しかし、この質問を見ると、なんというか「確かに聞いてみたいポイントだな。」と思います。積極財政を行うことについては同意されているはずなので、「困らせてやろう」とか「絶対反対」というような姿勢ではなく、「国民のみなさんも詳細を知りたいと思っているから代表して質問します。」みたいなイメージです。
「コアコア指数」について、麻生大臣がどのように答えるのかも興味があります。8の消費税のことも聞きたいです。かねこ氏の質問が何時からなのかとか、結果はどこでわかるのかとかは不明ですが、他の国会議員の方々も経済政策の内容をしっかりと見て判断していただきたいと思います。
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