言葉って難しいですけど、
「〜して欲しい」
という表現について思うことを書いてみます。
この表現は、私は日常的に使っています。特に会社のスタッフです。
「この仕事、今週中に終わらせて欲しいんだけど。」
という感じで、私の場合は「今週中に終わらせて!」という強い表現は好まないので、「願望系スピーチ」です。
「いやぁ、今週中は無理ですよ〜。」
と言われると、
「なんで?」
から始まって、結局は話の結果でやっていただくことになるんですけど(^^;)、言葉の始まりは願望です。
もちろん、あまりにも大変そうだったら来週に延期します。来週に延期するかどうかの判断は、
「私自身が自分でやってでも今週中に終わらせるかどうか。」
です。
「私の他の予定をやりくりしてでも、絶対に今週中にやりとげる。」
という程でもないのであれば、スタッフにとってもそれほど重要ではないだろうと思いますので、無理矢理することはお願いしません。普段、こんな感じだと、「ここ1番」では強力に協力してくれますし、それはそんな感じです。
さて、次。
なぜか、たまにこういう発言を聞きます。
「これが素晴らしいとわかって欲しい。」
です。それは何かの製品やテクニック、宗教的なものやネットワークビジネスなどです。
スタッフ同士の打ち合わせで出てくる言葉のときはいいのですが、具体策が無く自分の願望として漠然と言ったり、お客様に自分の製品についてこう語ってしまう場合もあります。
それはやはり相手に「やってくれ」ということになってしまいます。極端に言うと、
「私はやらないけど、あなたやってくれ。」
という解釈をするとオーバーかもしれませんが、その雰囲気が含まれる表現です。
それよりも、どこが素晴らしいのかを解説したり、相手の話を良く聞いて「解決策」として自分の案を提示する方がいいですね。
次は、友人・恋人・奥様・子供などの親しい人への言葉です。
「やって欲しい」
私の場合には、どちらかというと「やってあげる」というのは相手への愛情表現でもあるので、頼まれると嬉しいです。ただ、内容的には「相手が困っていて、私がそれをやってあげることで幸せになれる。」という状況です。幸せっていうと大げさかもしれませんけど、誰かの役に立つのは嬉しいです。
でも、何か「利用されている」と感じる時はあまり良い気分はしませんね。
結論ですが、やはり人と人との関わりは、「与えること」をベースにするとスムーズです。
また、「みんなにわかって欲しい」という自分の願望を口にしても行動が伴わなければ達成は難しいと思うのが一般的なので、あまり口にすると「思ってばかりで行動しない人」と思われるので注意した方が良いと思います。
そんな感じです。(^^)
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