「仕事を任せる」
という言葉があります。
意外にも(?)、定義が曖昧です。
上司:「あなたに任せたんだよ。」
部下:「任されていません。」
という会話は、何か失敗したときですね。成功したときは、
上司:「あなたに任せてよかった。」
部下:「ありがとうございます。」
という感じでしょうか。
私が思う、「任せる」の意味合いは、
「責任は、その人は取らない。」
「いざとなれば手伝う。」
「まったくの自由ではない。」
ということです。上司が部下、あるいは社外への発注でもそうです。上下の関係があるうちは、最初に言い出した人が思い描く結果になるべきだと思うので、最後まで責任を持った方が良い結果になります。
そういう意味で、トラブルになるのは、
「仕事を押し付ける。」
「責任を押し付けて知らん顔。」
「大変な時でも手伝わない。」
「人の手配などにも協力しない。」
「相談にのらない。」
というような場合だと思います。この場合は、「任せる」というより「押し付ける」「放置する」「投げ出している」という状態だと思います。
そして、「任せる」ということにも種類があると思います。
「責任もある程度は任せて、必要に応じて決断もしてもらう。」
「責任は任せず、言ったとおりにやってもらう。ただし、いつもとなりで見ているわけではない。」
など、他にもありそうですが、かなり曖昧な言葉ですよね。
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