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私は子供の頃いつも不思議に思っていた。
お金というのはどのようにして自分の手元に来るのだろうか?
使ったお金はどのように流れて、消滅するのだろうか?
その前にどうやって創られたのだろうか?
私が質問しても大人は誰も正確な答えを教えてくれなかった。
-------------------------------------------(著者あとがきより引用)
「あなたはお金のしくみにこうして騙されている」
徳間書店 5次元文庫 2011年1月31日初版
天野 統康 著 686円+税
日本経済復活の会でいつもお会いしている高橋さんが本をプレゼントしてくださいました。(^^)
以前、信用創造の話をブログ記事にしましたが、それについても書かれています。
そのときの記事はこちら。
http://morimasaya.jp/2011/03/post-470.html
で、この本を読むと2010年12月時点では、銀行は預かったお金の99倍を原理的には貸し出せると書いてあります。私は9倍かと思っていました。
この本では、信用創造がお金を生み出していることについて詳しく書かれています。ただ、それは解説であってメインの話題ではありません。
信用創造については、以前、知人からYoutubeの動画を教えてもらいました。
この動画は、わかりやすいと思います。
さて、「あなたはお金のしくみにこうして騙されている」という本、オビのところには「2時間ですべてわかる」とありますが、読むのに2時間以上かかりました。この部分だけは、この本に騙されました(>_<)
まあ、早く読める人は早いんでしょうけど。(^^)
この本は、今までにも聞いたことがあるような話がうまくまとまっている感じです。私はオススメです。知っておいた方が良い知識だと思います。
それと、最後の方に「対策を知る[家計防衛マニュアル]」というのがあって、信用してはいけない情報についての話や「操作しにくい統計(意図的なものではなく正確性のある情報)」の紹介、権力がコントロールしにくいものの解説、そして今後の経済の大まかなシナリオが書かれています。
「将来のことは誰にも分からない」
という前提で、「今すべきこと」が書かれています。
あと、「偽りの帝国」を終焉させる」ということで、中央銀行の廃止など今後の社会への提案もあります。
イラストや図表も多いので読みやすい本でした。(^^)
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