失敗するのは嫌ですね。時間やお金を無駄にしたり、誰かに怒られたり白い目で見られたり・・・。
「失敗しないように」
と気をつけていても、経験の浅い分野は特に失敗してしまいます。先輩がうまく教えてくれればいいのですが、いずれ旅立つ時もきます。あるいは、その先輩もまた新しいことにチャレンジして失敗することもあるでしょう。
「失敗しない人はいない。」
などと思っても、なんの気休めにもなりませんね。
ただ、
「失敗しないで成功した人はいない。」
と表現を変えると少し希望の光りが見えませんか??
普通に毎日同じことをして過ごしていると大きな失敗はありません。たまたま失敗することはあっても、それはたまたまです。
成功する人は、自分の限界を越えようとしたり新しいこと、不慣れなことをやるわけですから失敗することも多くなります。
「失敗に慣れる。」
というのは失敗することを気にしなくなるのではなく、目標を見失わないとか達成しないとダメなんだという強い気持ちが勝っている状況だと思います。
でも、
「成功するためには失敗をどんどんしよう。」
と思うこともないですね。失敗したくないのであれば、やはり慎重に行動することがベストです。瞬間的に大きな決断が必要なときもあるかもしれませんけど。
と、ここまではやはり相対的な話です。
成功・失敗、お金持ち・貧乏、欲しいものが手に入る・欲しくても持っていない、等々、生きている限りはそのようなことが起こり、感情も動きます。
瞑想する人が増えていますが、やはりもっと自分自身の深いところに根をおろし、そこに常に至福を感じることで相対的なことがらの印象が弱くなります。喜びが無くなることではなく、自分自身の中で喜びが大きくなるために対象物の印象が減るということです。
今まで甘いと思っていたお菓子が、もっと甘いお菓子を食べることで甘さが減ってしまいます。でも、それはもっと甘いお菓子を楽しめるようになった状況があるからで、人生の楽しみが減ったわけではありません。
失敗をしても強く後悔せずに、目標をしっかりと定めて行動するためにも、瞑想はとても良いと思います。