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第107回 日本経済復活の会

mori (2013年3月 4日 10:39)

先週の木曜日に、日本経済復活の会の会合に参加してきました。

今回も写真はありません。カメラを忘れました。

さて、この日のゲスト講師は自民党の衆議院議員の秋元司先生です。秋元先生は、マクロ経済学をよく学ばれていますので、アベノミクスのサポートとしても頑張っていただきたいと思います。

今は国会対策の副委員長、議院運営員会の理事ということで、日銀総裁の人選についても色々と説明をしてくださいました。インターネットやテレビのニュースとは違う情報もけっこうあります。

日本経済復活の会の小野会長からは、「最近、プライマリーバランスを安倍首相が口にしていますが、それを気にすると大胆な政策を取れないので注意するようにお伝え願います。」という話をされていました。

「財政の健全化」という話をすると、それは収支の話ですから、普通は一般家庭のように「収入があって、それに見合った支出」という考えになりますので、「大きな借金をすると破綻する。」という話になります。

しかし、国家は自分の国で使うお金は自分で発行できますから、家庭とは違います。

例えば、あなたが自分の家の中だけで通用するお金を作ったとします。コピー用紙でもチラシの裏でもかまいません。それを流通させたときに、その価値を決めるのはあなたです。そして、その価値を家族が決めます。それは、あなたへの信頼度です。

困ったことがあるとすぐに紙幣を増発すれば信用も失い、紙幣の価値も下がります。紙幣の価値は、流通している量や政府の信頼度で変わってきます。

一方、家庭で使っているお金は日本政府の信頼を元にした紙幣です。紙幣の意味が家庭と政府では変わっています。

ですから、貨幣の信頼を落とさない程度に、価値が下がり過ぎない程度に、紙幣を増やすことは可能です。

円安も国内のインフレも、どちらも日本のお金の価値が下がることです。

アベノミクスは、少し円の価値を下げる方向に舵をとっています。

円の価値が下がったときに、あなたの価値が下がっていなければ収入は増えます。

また、商品価値も円に対して下がらなければ物価高になります。しかし、商品を作る能力=供給能力がある限りは極端な物価高にはなりません。大きなダイヤモンドや超高級車、スーパースターなどの少数の価値あるものは価格が高いですね。

今の日本は、デフレ脱却のためにインフレ政策を行なっています。日銀は国債を買い続けてきましたが、短期国債では効果が薄くなります。今後は、もっと効果のある方法を取っていくようにするようです。

消費税を上げたい財務省などが、その判断をするために景気を良くしようとしているようなので、今は積極財政がすごくやりやすいそうです。非常に協力的だと言っていました。今までとは、何かが違っています。

ただ、来年や再来年も積極財政が続くかどうかは不明です。過去はちょっと良くなりそうになるとすぐやめてしまい、そのために元に戻ってデフレが続いていました。

まだまだ日本の将来はわかりません。

かねこ洋一氏のメルマガ

mori (2013年2月 6日 11:48)

きのう、民主党の参議院議員のかねこ洋一氏からメルマガが配信されていました。以前、「日本経済復活の会」でお会いしたときに名刺交換をしてからメルマガを読んでいます。かねこ氏は民主党ですが、経済政策については安倍首相や三橋貴明氏も同じ「日本復活の会」で講演されているグループです。

さて、それによると、本日の参院本会議で質問をするそうです。内容をメルマガより抜粋します。

○麻生財務大臣財政演説に対する参議院本会議代表質問【要旨】

民主党・新緑風会 金子洋一

1被災地福島の復興を第一に考えれば望ましいのは公共事業以外ではないか
 (対総理)

2リーマンショックへの対応の誤りが原因で生活保護の問題が生じたことへの
 反省いかん(対財務大臣)

3バブル崩壊以降事業規模で200兆円の公共事業を行ってきたが、経済再生も
 デフレ脱却も実現できなかったことへの反省いかん(対総理)

4政府と日銀の政策協定にしばりを持たせることが政策効果の強化のために
 必要ではないか(対総理)

5「日銀の独立性」の定義はどのようなものか(対財務大臣)

6政府と日銀が事前に相談をして金融政策の目標は設定すべきであり、今回、
 日銀自身にコミットメントなく単に2%という物価安定目標を設定させたことは誤り
 ではないか(対総理)

7ベースマネー増加のペースについての評価いかん(対総理)

8なぜ生活実感に近い「コアコア」指数ではないのか(対財務大臣)

9なぜ国民生活に直結し、それゆえ景気刺激効果もきわめて大きい円安対策が
 今回の補正予算に盛り込まれていないのか(対総理)

10消費税の8%への引き上げについて、どのような景気状況であれば判断するのか
 (対財務大臣)

11業績が良くなったら一時金を増やすよう今年の春闘中に政府から産業界に
 働き掛けるべきではないか。(対総理)

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ということです。

今までは、国会でのやりとりをラジオで聞いたりしていましたが、なんだか「質問をうまくかわす」という事が重視されていたような感じで、質問した人が「いいところをついた。」というのをPRする場のようにも見えていました。

しかし、この質問を見ると、なんというか「確かに聞いてみたいポイントだな。」と思います。積極財政を行うことについては同意されているはずなので、「困らせてやろう」とか「絶対反対」というような姿勢ではなく、「国民のみなさんも詳細を知りたいと思っているから代表して質問します。」みたいなイメージです。

「コアコア指数」について、麻生大臣がどのように答えるのかも興味があります。8の消費税のことも聞きたいです。かねこ氏の質問が何時からなのかとか、結果はどこでわかるのかとかは不明ですが、他の国会議員の方々も経済政策の内容をしっかりと見て判断していただきたいと思います。

アベノミクス

mori (2013年1月16日 16:21)

安倍総理の政策について、色々なところで色々な話があります。特に「インフレターゲット」という言葉については今まであまり取り上げられて来なかったので歓迎です。

さて、やはり否定的な記事も目にするようになってきました。ヤフーニュースでは、「日本は年内に破綻」という見出し記事もあります。内容を読むと、ちょっと的外れなのと対案が出ていません。単に不安になっているだけという印象です。

ところで、今日は三橋貴明さんのブログにクルーグマン氏のコラムの翻訳が掲載されていましたので、リンクを貼っておきます。アベノミクスの財政的な解説は三橋さんのブログがとても参考になります。

http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/day-20130116.html

安倍首相に関しては、2011年8月の日本経済復活の会で講演してくださいましたので、私のブログでも記事にしました。アベノミクスは、単に思いつきでやっているわけではないことがわかると思います。

http://morimasaya.jp/2011/08/post-606.html

ちなみに、去年の総選挙前に書いた記事はこちら。

http://morimasaya.jp/2012/12/post-812.html

今回の政策で、もしうまく行かなかったとしたら、それは財政出動の規模が小さかったということになります。そして、それがこれからの戦いになるだろうと思います。財政規律を重んじるあまり、デフレが続いています。結局、増税という手法しか取ることが出来ない方々が退場していきました。

TPPの問題は、日本を守るために安易に全面的な受け入れはしないと思っています。本当は「拒否」がいいのですが、私は「決定する前に話し合い」が重要だと思います。「TPPを受け入れる」とか「TPPに参加する」ということではなく、「TPPについて話し合う場に参加する」というのならいいと思います。

ただ、参加したことで「No」と言えずに受け入れてしまったり、譲歩をするような心配はありますので、自分の意見を言えないうちは話し合いも参加しない方が今後のためと思います。

原発については、再稼働は確かに安全だし日本の産業にも良いだろうと思います。ただ、やはり危険なことと廃棄物の問題がある限りは代替エネルギーをどんどん進めていただきたいと思います。

話が脱線しましたが、経済的な政策については以前からずっと今のようなやり方を希望していましたので、期待しています。

三橋貴明さんは、今月末の日本経済復活の会の会合にも参加されます。誰でも参加できますので、興味のある方は、ぜひいらっしゃっていただければと思います。アベノミクスへの疑問をお持ちの方も質問できると思います。頭ごなしに拒否するような人たちではありませんので、きちんとした話ができるはずです。

今から景気対策をしても結果が出るのは1年以上先ですが、それなりに円安や株高の効果は出てくると思います。円安で困る人には嬉しくない話ですけど。ガソリンなども上がると思いますが、給料も上がるはずです。

毎年毎年、少しずつ給料が上がっていくことが「緩やかなインフレ」です。100万円の借金も10年後には価値が下がるので楽になります。デフレを脱却して、みんなで経済的に豊かになりましょう。

日経トップリーダー12月号

mori (2012年12月27日 18:40)

日経トップリーダー

毎月紹介している日経トップリーダーです。今月は記事にしたつもりがしていませんでした。(汗)

ちなみに、毎月1日に届きます。書店では売っていませんので購入手続きが必要です。会社を経営している人の必読書ですので、まだ購入されていない人はすぐに申し込みをしたほうがいいと思います。

今月は「儲かる会議」という特集です。アイリスオーヤマのスピード経営の様子が詳細に出ていました。「なるほどなーー。」という感じでかなり興味深かったです。私の会社に取り入れることもできる部分があります。

それと、マニーという会社の「世界一か否か会議」というのもかなり面白い内容です。

特集以外でも、スターフライヤー社の話など、色々な会社の社長様の話が掲載されています。

色々な人の色々なやり方がありますが、とても参考になる話が多くあります。

会社はひとりでは経営できません。

多くの人と関わっています。

社長の思いと社員の思い、それぞれ見ているものも違っていたりしますし、違いもあります。それをうまくまとめて全員で進んでいくためにはリーダーの役割が大切です。

日経トップリーダーはそのタイトルの通り、リーダーに向けて力を入れて編集されています。

元気付けられたり、気持ちを引き締めることになったり、有益な情報を得たり、たくさんのことが書かれています。月刊誌なのでリアルタイムに近いですし、経営者の生の声がたくさんあるところも非常に素晴らしいです。

今月もお勧めします。

選挙が終わりました。

mori (2012年12月17日 10:51)

みなさん、選挙に行きましたか?

投票率は良くないみたいですね。原因はよくわかりませんが、「誰を選べば良いかわからない」とか、「どうせ同じ」という声も聞きます。

あるいは、「自分一人の1票で何かが変わるわけでもない」と思う場合もあるかもしれません。

投票率を上げるための工夫はどこで誰が考えているのでしょう?

また、1回の投票で決まってしまうことや公約違反の人の資格を取ってしまう制度についても何かあればと思います。

今回の自民党の勝利は「景気回復」を見るとたぶん期待できると思いますが、他の政策がどうなって行くのかがわかりません。

私は1番は「景気回復」だと思うのですが、他にも色々な問題はありますね。どちらかというと少子化や円高などが気になるところです。

ところで、

「消費税は上がる」

と決定されたような表現を見たり聞いたり読んだりしますが、正式には決まっていないはずです。景気が回復しなければ消費税の増税はしないと安倍総裁が言っていましたので、今の状況で消費税は上がらないと思います。ただ、景気が回復基調になれば増税はありますので、うまく景気回復が出来れば増税ですね。

民主党も政権を取ってから変わってしまいましたし、自民党もどうなるかわかりません。

選挙は、もっとみんなの関心を高めることと、任期前でも変な人は辞めてもらうことができるようにすること、そして1発勝負をやめるようにできればと思っています。

よく言われる、「自分の立候補した選挙区で負けて比例代表で受かる」というのは、やはり「政党の都合」だと思いますが、強い候補者がその地区にいたり、全国的に任期がある人がいる場合にはいいのかもしれません。小選挙区というのが変なのかもしれません。

何か良い方法はありそうです。

まあ、とにかく選挙は大変ですが、今後の日本が良くなることを願います。隣国とも仲良くやっていきたいものです。

第105回 日本経済復活の会

mori (2012年12月 5日 05:37)

先週、月例定例会に行ってきました。

いくつか写真を撮ってきたので紹介します。

1

「民主党政権は失敗」という表現ですが、「経済政策をきちんとやっていれば成果が出たはず」というニュアンスです。たぶん、どの政党が政権をとっても難しい話だと思います。

2

民主党政権を短期間だけで判断することは出来ませんが、「増税」を考えている限り景気回復は望めないと思います。

3

積極財政で名目GDPが良くなるということが日本経済新聞社のコンピューターのシミュレーションで出ています。

4

3%の物価目標を達成するためにはどうするかを考えたほうがいいというのが経済活性化を考える人々の意見です。「日銀の独立性」は、あくまでも「手段の独立性」であって、目標値はその時の政権が決めるべきだと思います。

5

積極財政については、ハイパーインフレという言葉を使って否定する人がいますが、どのようにすれば「緩やかなインフレ」の経済にすることができるのでしょうか。デフレの状況を脱却する方法は緊縮財政で失敗している例は山ほどあります。家計のように収入が無いから支出を減らすという考えで国家を動かしても税収は減るばかりです。

6

安倍総裁は以前会合に出てくださいました。首相を辞めたあとに経済の勉強をかなりされたそうです。みんなの党の渡辺先生や民主党の一部の議員などもこの会合の顧問をされています。

「日本はお金があるのに動いていない。」

という状況をなんとかしていかないといけません。

「増税をしてから、そのお金を動かす。それによって景気が良くなる。」

「先にお金を動かして景気を良くして、税収アップを図る。」

と、だいたいですが2通りの考え方があると思います。「先にお金を動かす」という考えは、家庭や企業では「借金」をするしかありませんが、国家はお金を生み出すことが出来ます。アメリカや中国はその方法で景気回復をしています。お金の量が多くても動いていなければ経済は良くなりません。

震災復興でお金が動くようになりましたが、それが無かったら景気はもっと悪化していたと思います。

出張から帰ってきました。

mori (2012年11月22日 19:36)

たまに出張も気分転換でいいですね。帰ってきました。なんだかいつもと違う生活はバタバタします。

ところで、来月の総選挙もバタバタしてますね。

政治家の先生方も、色々と講演会の話を聞いたり直接お会いしてじっくり話を聞いたりもしていて、誰に投票するか、けっこう迷います。

自分の地域で良い立候補者がいないときも困りますね。

政策がハッキリしていない政党も困りますがハッキリしすぎているところは逆に人気もなく力もなさそうという事態です。

経済に関しては、自民党の公共事業を増やす話に反対をしている新聞記事などもありますが、やはり「公共事業」というひとくくりで話をするのはやめていただきたい。

図書館に豪華はイスはいらないと思うし、やたらにステンレスを使った建物も不要と思います。また、あきらかに必要の無い建物や団体も無駄な公共事業です。

言葉の通り、「無駄な」公共事業は不要です。不要なものだから「無駄」で、必要な公共事業もあります。民間が手を出せないものですね。

老朽化した橋やトンネル、通学路の安全確保などは必要な公共事業だと思います。

特に、道路は必要です。鉄道も良いと思います。

宅急便の便利さはみなさんもわかると思いますが、それは「道路」があってこそです。「公共事業は将来の子供たちに負債を押し付ける」というような論調の記事も見かけますが、それは「無駄な公共事業」です。

未来の子供たちに道路を作ってあげようじゃありませんか。

もちろん、過剰で高額な道路は不要です。道路は必要ですが、無駄な費用は不要です。

「無駄な道路」については将来計画を立てて、現在は不要でも将来役に立つのであればやるべきです。どちらにしろ、そういう「計画」は国民にわかるようにして、誰でも議論に参加できるようにすれば良いと思います。

「無駄かどうか」

は、国民が積極的に関わることができる方がいいですね。本当は、その討論の役目をするのが議員様だと思いますが・・・。

脱原発についても、色々な意見があるようです。

安全性は確かに高そうです。ミサイルの攻撃には弱いですが可能性は低いと思います。テロ攻撃にもかなり弱そうですが、その可能性も低いと思います。電気も不足しているようです。自然エネルギーは狭い日本では難しいという話もありますし、原発以外は電力が安定しないという話も聞きます。

ただ、核の廃棄物の問題はクリアされていません。

もし、原発をなくすことが出来るのであれば、それにこしたことはありません。不安が無くなるのはいいことです。

政治家の先生方が、

「原発を無くすのは大変だ。」

という理由で原発を残す人もいるかもしれません。原発を続ける理由にはなっていません。

「大変だけど、廃止する。」

という言葉の方がいいと思っています。

あとは、

「原発は絶対に必要だ。」

という信念がある人には、その理由をとにかく納得いくまで説明していただきたいと思います。

原発を続ける理由には、確かに自然エネルギーにはまだ問題もありますし、原発関連で働いている人の再就職の問題もありますし、自治体の収入のこともあります。確かにすぐに廃止というのは簡単ではなさそうです。

被災地で農業をやっていた方々は、例えば野菜の育て方がピカイチだったりする人が農地を使えなくなり、避難した場所でも農地がないために他の仕事をするというパターンもあると聞きます。その場合、慣れない仕事は大変です。自分の自信もなくなり誇りも失うかもしれません。

脱原発は、原発産業の方々の就職先なども問題だと思いますので、そういう話をトータルでできる立候補者がいるといいな、と思います。

それと、電気の不足という人たちは、多すぎる自動販売機や他の電気の話も聞かせて欲しいです。私は、ジュースは身体に良くないと思っていますし、調理は電気ではなくて火を使った方が身体に良いと思っています。「無駄な電気」についても考えましょう。

ところで、民主党に票を入れる人は少ないと私は思っていますが、民主党の人たちでも個人レベルではいい人がけっこういます。

政党政治に問題があるという話まですると長くなりますのでこの辺にしておきますが、地元の立候補の方のWEBサイトを訪問して、納得いくかどうかをチェックしましょうね!

日本の素晴らしい未来を決めるのは、私たちです。

インフレターゲット

mori (2012年11月 8日 10:09)

たまたま見たインターネットのニュースで、自民党の安倍総裁が「インフレターゲットを3%」という話をしていたのを見かけました。朝日新聞デジタルです。

私のブログでもたまにインフレについては話をしていますので、興味のある方は右上の検索の欄をご利用いただければと思います。

さて、今年になってやっと日銀がインフレターゲットについて話をしました。他国がやっているので仕方なくということと、特に「目標」というものでも無い感じということと、1%という弱い数字ですが、それでも従来から見ると画期的です。

しかし、更に安倍総裁が3%という目標を出したことと日銀の責任問題について語ったことはとても重要だと思います。

安倍総裁が言ったということは、自民党のみなさんもそれについて考えるわけです。反対の人もいると思いますが、それについての議論が行われますね。

安倍総裁は私が毎月参加している「日本経済復活の会」の会合に去年の夏に来ていただいて話を聞かせていただきました。

この「日本経済復活の会」は、石原慎太郎氏と政策の話もしている亀井静香氏が良くお見えになっています。また、みんなの党の渡辺喜美代表も顧問で講演されています。

そんなわけで、たぶん安倍総裁が「インフレターゲット3%」ということを口に出したのは、「政治家の中でインフレターゲットという言葉が浸透していて、その数字も3%が良いという認識も広まっている。」ということではないでしょうか。

更に、それについて日銀の役割と責任について語っているのも、色々な人の理解を得られる発言だという気持ちがあると思います。

そういう意味で、とても期待できる発言ではないでしょうか。

なんでもそうですが、「数値目標」がないと達成できているのかどうかが判断できません。

目標があるからこそ、具体的な行動へと移すことができますね。

ちなみに、インフレターゲットは3%で良いと思いますが、それは順調な国家であって、今の日本であればここ数年はインフレターゲット5~10%ぐらいでもいいのではないでしょうか。

まずは元に戻さないといけませんよね。

急激な変化は色々なところでガタガタして大変かもしれないのでなんとも言えませんが。

まあ、なんにしてもインフレターゲットの話が出たのは良い兆しではないかと思います。

第104回 日本経済復活の会

mori (2012年10月19日 17:54)

きのうも、日本経済復活の会に参加してきました。

やはり、世界的に経済危機的な状況が続いています。

日本経済復活の会は、景気が良くなり人々が将来に希望を持てる経済状況にするにはどうすれば良いかを理論的に考え、コンピューターでシミュレーションも行います。

それと、世界各国のデータなどから「どうすると、どうなる。」という分析もしています。

今回は、OECD景気指数の推移や債務残高のGDP比などのグラフがありました。すみません、写真撮ってきてません。(^_^;)

やはり日本の債務残高は異常に高くなっています。もちろん、この場合はGDPを増やせばいいだけの話です。

面白かったのは、「金本位制からの離脱が早いほど景気回復が早かった。」という話です。

金本位制からの離脱とは、自国の通貨を増やすことができることを意味しています。

現在の日本は、通貨の量を増やしても流通しない点が問題で、それをやるには積極的に政府が公共事業を行う必要があります。

国民からお金を集めて、一部の人が儲かるだけの公共事業は誰でも反対です。

しかし、政府が通貨を発行して国民のためになる公共事業を行うことは反対する人は少ないと思います。その場合に反対をするのは「インフレ懸念」の人もいると思います。

「インフレ懸念」ということについては、「ハイパーインフレ」と「インフレ」の違いは良く知っておかなければいけません。

通常は、2~3%のインフレが望ましいとされていると思いますが、その辺は人によって違います。今の日本であれば5~10%を目指した後に2~3%に戻す方が良いという考え方もあります。

いずれにせよ、今はデフレですから、デフレ脱却はインフレのことです。

物価を上げるには、みんながお金を使い始めることです。安く売らなくても買う人がいる状況とも言えるかもしれません。

政府がお金を作って何かに使うことによって景気が回復するというのは、過去の事例やシミュレーションでも明らかになっています。

生産能力が不足しなければハイパーインフレにならないことも重要なポイントです。

政治家の方々が経済的なことがわかってくれば日本は豊かになると思います。

そのためには、有権者の方々も経済的な知識がわかってくることが本当に重要なことですね。

第103回 日本経済復活の会

mori (2012年8月24日 10:02)

きのうも勉強会に行ってきました。

カメラを持って行かなかったので写真がありません。っていうか、最近ブログに写真載せてないですね。

さて、私もニュースで見たのですが、「名実逆転16年ぶり解消」というタイトルの新聞記事がありました。

ただ、よく聞くと「来年の政府見通し」ということで、政府の希望的観測だったんですね。GDPデフレーターの内閣府予想は、10年以上も毎年まったくデタラメだそうです。

実際、今の状況ではデフレ脱却は難しいですね。

若干期待できる点として、日銀が今年になって発表した「インフレターゲット1%」は数値は小さいものの画期的なことで、それを継続して実行しているそうです。

最近は、日銀も国債を買い増ししようとしているそうなので、良い傾向だと思います。

ただ、やはり政治が動かないとお金も動きません。

単純に言えば、日本はお金があるのに動いていない状況です。また、モノを作る設備もあるのに活用もされていません。

ハイパーインフレは、極端な話、今日100円だったものが明日には1万円になっているような状況で、そういうものを怖がるために「インフレ」を同様に怖がる話は未だに多く聞きます。

緩やかなインフレは、1年の物価上昇が2〜3%ぐらいでしょうか。もちろん、物価も上がりますが給料も上がります。

「国の借金」が100兆円だったとして、10年後には100兆円の価値が下がっています。

月給が10万円だった人は、1年後は10万2000円、2年後は10万4040円、3年後は10万6120円・・・と増えていきます。

国の借金の絶対額は変わりませんが、相対的な価値が下がっていきます。

個人の貯蓄も、金利が上がらなければ価値が下がっていきます。

そのような状況は、経済が発展していくときに見られる現象です。

今はデフレなので逆になっていますね。

物価が下がり給料が下がり、貯金の相対的な価値は上昇しています。

ますますお金が動いていきません。誰も投資をしません。新しい機械を買ったり新しい商売にチャレンジする気持ちが盛り上がりません。

経済を発展されるためにも、デフレ対策としてインフレ傾向にしていく必要があります。

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