毎月紹介している日経トップリーダーです。たまに「宣伝費をもらっているんですか?」というメッセージをいただくこともありますが、逆に私がこうやって紹介していることで迷惑かけていないかとヒヤヒヤです。(^_^;)
この適当なブログで紹介して「何か売れるだろう」と思うのであれば、まずは自分の商品をガンガン宣伝しています。(^o^)
さて、今月の特集の「日次決算の極意」は、非常に参考になりました。日経トップリーダーの年間購読料を軽く上回る金額のメリットがあると思います。
私の会社は、ずっと毎週の売上げをスタッフの総労働時間で割って「指数」を出していました。
毎週、その数字を見ると売上げの状況がわかるのと、利益率を想像できるのと、残業が多いかどうかがわかるので便利でした。
しかし、最近は個別に見ると赤字の製品が見受けられるようになってきました。それは、現場サイドで品質を重視するあまりに手順を増やしていたり、過剰品質になっているものがあったりしたのも原因です。
それで、8月の終わりごろから「個別単価(売上げ)の数字を全部管理しよう」と思い、その方法を考えていたところでした。
いちいち計算して書き出すのは大変だし、その分だけ余計に人件費がかかります。コストダウンに逆行する方法のようなので、うまい手法を考案中でした。
そんなところに来たのが「日次決算」の特集号です!
ソフトバンクの孫さんが「日次決算をしている」と知ったのはずいぶん前ですが、いいコンピューターと人材がいるからだろう、とずーーーっと思っていました。
「やりたいけど、うちは無理」
と思っていました。切手や印紙などから始まって、色々なものの在庫や1日の数字に置き換えにくいものなどがありますし、電気代は請求が来ないとわかりません。そんなこんなで、日次では計算は不可能な感じです。私のところは毎月の帳簿を集計していますが、それは月末で締めてお金の流れを見ているのでタイムラグがあります。
そんな中で、「日次決算」の特集を見ますと、「必要な項目に絞って毎日の状況を把握する」とか「まずは数字一つから始めよう」という記事が色々とあり、大変参考になりました。
「そんな方法があったのか!」「ああ、そういう感じでやればいいんだ!」「そんな簡単なことならできる!」という感じで、感動しまくりです。
この記事を読んで、自分がやろうとしていることも大きく変わりました。1週間単位で全体を見て、個別の集計を出そうと思っていましたが、「毎日の利益」に注目してみようと思います。
そうすると、どんな日に利益がでたか、どんな製品が利益が出ているのか、どんなやり方が利益に結びつくのか、が製品ごとにクローズアップされると思います。1週間ごとだとその辺がぼやけてしまいますね。
できるだけ具体的な数字を使うことは、誰にとっても同じ判断がしやすいということにもなると思います。
「1万円で仕入れてきたのを1,000円で売った」
というのは誰でも「これは良くない」と思いますね。
でも、
「1週間の仕入れ総額が10万円で、売上げが20万円」
だと、一見うまく行っているようですが赤字の製品があっても見えなくなっています。
現場の人は気付いているのかと思っていましたが、製品の種類が多いために個別の単価を全部知っている人は残念ながらうちの会社にはいません。(>_<)
「血を流して倒れている人がいる」
とラジオで聞いても、そのままラーメンを食べていたりしますが、目の前で誰かが血を流していたらすぐに助けますよね。やはり、自分の近くで起こっていること、自分にできることに関しては誰もが行動をすると思います。
今回の記事を読みますと、細かな数字で管理することで、やはり「従業員が変わった」という変化が多くあるようです。
この厳しい経済状況の中で利益を出すコツが書かれていて、大変役に立つ内容でした。
と、ここまで書いて疲れたのであとは適当に流します~。(^_^)
「今こそ新規ビジネス」は、「中小企業でも成功する開発法」ということで、新事業の立ち上げに関するヒントと、新しい分野に進出して成功している企業の方々の話が載っています。
他には、星野リゾートの震災後の対応、工業のカイゼン、経営悩み相談室、ホッピーの会長様のお話、等々、やはりどれもこれも興味深く役に立つ話が多くあります。
利益を出す安定した会社にするために必要な、最新情報誌ですね。