今月も「日経トップリーダー」の紹介をします。
というか、ツイッターで「日経トップリーダー」の編集長の高柳さんにフォローされて、その後少しメッセージのやりとりをして動揺しています。(^_^;)
超雲の上の存在の人とメッセージをやりとりできる時代なんですね。
今回は、このブログを読まれてしまうと思いつつ書きますが、来月からは通常通りのさっと流す感じにしていきたいところです。
さて、今号もまた読みどころ満載で楽しめました。考えてみると、ここ数ヶ月は本もろくに読んでいない状況なのですが、これだけはちゃんと読んでいます。
以下、内容の詳細は本を買っていただきたいので伏せて感想だけで。
冒頭、ヤマト運輸の創始者の話、とても短い文章なのですが密度の濃い話でした。
で、次の「西松屋チェーン」の話題は、私も数回店に行ったことがあるのでかなり興味深く読むことができました。私の印象は、「子供の育児に関するものはなんでも揃う、ひとつの部門に特化した店」という感じだったのですが、細部にまでこだわって経営されているポイントなどが具体的に紹介されていました。
94億円も利益を出しながら「まだ志半ばまでもいっていません。」という言葉は、私にもとても励みになります。まだまだやることはいっぱいありますね。
「社員が進んでムダを取る できる経営者の話し方」は、みなさん同じようなことで悩んだりしているのだなあ、と思いました。
普段の生活では、このような話をする人はいないし、自分はいつも少数派なので「自分は間違っているのかも」と思うことが多いのですが、ほんと、こういう記事は励みになります。
で、星野リゾートですね。もういつもすごい話で「住んでいる世界が違うな」と思いますが、今回はミニテストがあって面白かったです。
いつも、この手のはやらないのですが、今回は自分でやってみました。40分で10個考えるということです。
いつかブログでも書くかもしれませんが、自分は制限時間のあるテストは早く終わっても退出したり寝たりしません。時間をいっぱいに使います。場合によっては白紙から考え直したりします。
が、今回は5分で終わらせて答えを見ました。10個のうち、表現を変えたようなものもあわせて、とりあえず10個で。
たぶん、40分でやったら深読みしすぎて逆にだめだったかも、と思うところもありましたが、自分的には当たってたか、と思いました。というか、問題文だけ見ても情報量が少ないので普通に疑問が出るだけという感じでしょうか?
「それは誰が決めたのか?」
みたいな感じで、特集の「社員が進んで~」と同じような問題点という気もしています。
シャボン玉石鹸の話も、なかなか感動的で、私の売っている製品も10年以上細々とやっていますが、強い意志を持って継続して17年の持久戦っていう話はすごいことです。
「リーダーたちからの提言」も、色々な方々の話がよくまとまっていて励まされます。本当に多くの人が頑張っていますね。
「世界一ほっとする時間」は、私は「なぜこれが連載になっているのだろう?」と毎回思いつつも、毎回知らない世界を楽しんでいます。
どこの誰か不明なのですが、世界中をかけまわっている大金持ちのビジネスマンという印象で、良いサービスについて日本だけでなく世界的な視野を持つことができるような感覚になります。
「でんかのヤマグチ」の「お客様にしたことシート」も、ありそうでなかったことだと思います。こういうことを経営者がきちんとやることが大事なのですね。ISO9001の品質方針も、会社として上手に使っていく必要も感じました。
マスキングテープは、色・柄物は自分もたくさん買って使っているので興味深い記事でした。壁に何かを貼るときや、荷物を梱包するときの中に入る部分に使うと剥がすのも楽で跡が残らないし、意外に粘着力も強く何でもくっつくので非常に重宝しています。
中国人を動かす話は、「中国人は良くない」という話を聞きますが、やはり人の使い方は世界共通か、と思いました。顧客満足を考えはじめた中国は、かなりの強敵になりそうです。
「破綻の真相」は、今回は「シネカノン」という会社でしたが、毎回本当によく調べてあるなあ、と感心します。
破綻も成功も、けっこう紙一重的なものがあるといつもながら痛感します。
というわけで、かなり省略してもこれぐらいの感想がある本です。
内容は濃いし、1本の筋が通ったままずっと出版されているので経営する人は必ず読むべき本だと思っています。(^^)