きのうは久しぶりに会社の軽トラックに乗りました。AMラジオしかありません。(^_^)
で、たまたま話を聞いていると、震災の復興の話をしている人がいました。
ちなみに昔はTBSをよく聞いていましたが、吉田照美のやる気マンマンが面白すぎたので、それ以来は午後は文化放送っていう感じでした。番組は終わってしまったようで残念です。ニッポン放送は全然聞いていなかったのはナゼだかわかりません。
で、「会社の人はTBSを聞いてるんだな」と思いながら運転をしていると、
「国債を発行するのもいいんですが、それは将来にツケをまわすことになる」
という発言がありました。
確かに、国債を発行すると当然ですが利息の支払いが発生します。安易に国債発行残高を増やすと借金は増えるし利息も増えるしで大変です。
現実的に、利息は税金から支払われていて、国債を多く買っている銀行が利息をもらっています。
つまり、私達の税金が銀行の利益となっているのです。
銀行は、私達のお金を預かり、そのお金を国に貸してお金儲けをしています。
日本の国債は海外でも買われていますが全体から見た比率は多くありません。
つまり、海外から日本を見ると、日本の中で国民から政府がお金を借りて運用しているので、特に財政面で危機的なこともありません。日本の資産は多くあります。(今回の震災で資産は減りましたが・・・。)
そんな中、震災対策に国債を発行することを考えると、確かに政府の借金は増え、将来の支払額も増えてこまった事態になります。
ラジオで話をしていた人は、そのような話をされているのだと思います。
さて、問題を「利息」においてみましょう。
借金をすればするほど「利息」が膨らみ支払いが困難になります。
いっそのこと、せめて「無利息」で借り入れが出来れば楽ですよね?
「そんなうまい話は無いだろう。」
と思うかもしれませんが、それがあるんです。
「日銀から借金をする。」
という方法です。
日銀から無利息で借金をすることは可能です。取り立てもされません。
震災復興に必要なお金が50兆円だとしたら、日銀から無利息で借りればいいだけです。
なんの問題もありません。
手続きとしては、政府が国債を50兆円発行し日銀がそれを買うだけです。法律的にも可能です。
その方法だと、将来へのツケは発生しません。
また、そのお金で道路や橋を整備し、インフラを充実させることこそ、将来のことを考えた行動になっていきます。
今、多額の国債を発行し日銀に引き受けてもらうことは将来の負債ではなく将来への資産です。
会計学では負債の反対は資産ですね。
国債を発行しないことこそが、将来にツケをまわすことになるのですが、テレビやラジオではそういう意見を持った人は登場しないことになっているようです。