若干きのうの続きです。(^_^)
「共通マニフェスト」で検索すると、2つの意味合いで結果が出てきます。
ひとつは、「連携している政党が共通でマニフェストを作る。」
もうひとつは、「選挙に出る人達全員の共通項目を作る。」
ということですね。
現在の選挙は、立候補者によって政策もバラバラだし、その立候補者が興味のない政策についてはどう思っているのかについては無視されているのか、それともあえて誤魔化しているのかわかりませんが伝わってきません。
しかし、選挙に出る以上は「すべての問題に対して意見を持つ」というのは当たり前ではないかと思います。
これは町会議員のレベルでも、学級委員でも、班長でも同じです。
「リーダー」と呼ばれる人も同じです。
きのうの話のように、「ビジョンを明確にして伝える」という作業が必要で、そのひとつがマニフェストです。
公共事業を行う資金分配の優先順位は国会議員の人がきちんと考えてマニュフェストを作るべきだという話にもなります。
選挙の前にマニュフェストが必要で、そこに政党や議員の活動予定の内容が詳細に書かれていれば、選挙のあとはスムーズに活動に専念してくれるはずです。
有権者に「お願いします」と頭を下げたり後援会に気を遣う選挙では何もよくなりません。しかも、当選するためにウソをつく人もいます。マニフェストは努力目標ではなく、実行の約束だということを肝に銘じて気合いを入れて活動をしていればカッコいいと思うんですけどねー。
本来は、マニュフェストも全政党と立候補者に共通の項目があって、それについて「やる」とか「やらない」を明らかにするべきだと思っています。
似たような話はこちら。
http://morimasaya.jp/2010/05/post-182.html
政党政治のよくない点は、党に参加している人の意見が割れることと、自分の意思や投票してくれた人の意思に関係なく「党の拘束」で議決される事態があることです。
意見が割れること自体は良いのですが、「同じグループで意見が割れる」のは変です。
「同じ意見の人が集まる」のがグループで、対立するグループ同士は「話合い」というのが自然です。
具体的には、
「八ッ場ダムを作るか作らないか」
「遺伝子組み換え食品を認めるか」
「国民総背番号制を認めるか」
「夫婦別姓にするのか」
「総理に誰を選ぶのか」
についての考えを書くべきで、総理大臣も政党ではなく単純に国会議員の人気投票で決めれば国民の意見が反映されます。
政党政治のために国会がうまく機能していない印象を持っていますので、国会議員は全員無所属の方がいいと思うのですが、政党ができた理由もわかりませんし他の国でも政党政治が行われているので、私ももっと勉強した方がいいところです。
まあ、なんにせよ理想的な政治を実現するにはマスコミの偏向報道や学校教育も変える必要が出てくると思います。
インターネットの普及で情報の共有化も進んでいますし、国民同士の話合いも活発になってきますので、将来に希望を持ちたいと思います。