ヨガ、あるいはヨーガという言葉もけっこう聞き慣れた言葉になってきていると思います。
どちらかというと、「ヨガ道場」とか「スポーツジムでのヨガ体操」という感じで「体を動かす」というイメージではないでしょうか。
ま、それはそれでいいんですけど、元々の言葉としては、「ヨーガ」は「合一(ごういつ)」と訳されるものです。
それは何かというと、「すべてがひとつになること」です。
「すべて」が何を指すかは他の機会にしますが、体を動かして神経系を刺激する方法は、「ハタ・ヨーガ」と呼ばれています。インドには、生命のトータルな知識が存在しています。
私は毎日ヨーガの体操法を実践しています。時間的には10分ぐらいです。
だいたい、もういい年になってきているので、体が錆びつかないようにと思っています。(^^)
体は、使っていないと硬くなり柔軟性が失われていきます。ストレッチや軽い運動も良いのですが、ヨーガの体操は柔軟性を維持するだけではなく、神経系を強くしたり内臓を強めたりする効果もあることが科学的に知られています。
「超越瞑想入門」から少し引用してみます。
------------引用ここから
私たちは疲れると、心が鈍くなり、機能しなくなります。脳が正常な機能を果たさなくなるのは、脳が不純になる結果です。その原因は物質的なものである場合もあります。
たとえば、アルコールは脳に影響を及ぼし、心を鈍くします。活動も心の疲れから鈍くなり、神経系も消耗させるので、心は精妙な領域はもちろん、粗大な領域の経験すらできない状態になります。
不純な物質や疲労や間違った考え方は、すべての心のエネルギーを消耗させ、脳の物質を汚染します。したがって、きわめて精妙な状態の経験を認識する神経系の能力は損なわれてしまうのです。
疲労が特に大きな原因です。疲れると心は精妙なことを経験できなくなります。
------------ここまで
この引用の部分は、主に食べ物についての話の部分なのですが、ヨーガの体操は神経系を強くすると言われていますので、心にあたえる影響としても良いものがあります。
その他、ヨーガと呼ばれるものは色々とありますが、すべてに共通の「目的」があります。
その「目的」とは、「心と体を活発にして人生を楽しむこと」です。
自分のやりたいことを考え、行動をして、そして成果を得る。そしてその過程も楽しむ。食べ物も美味しく食べ、快適に過ごす。
そのための知識が「ヴェーダ」と呼ばれる「インドの科学」で、ハタ・ヨーガもそれに含まれます。
疲れを感じたときに、効果的に回復する方法がたくさんあるのも「ヴェーダ」の面白いところです。
普段から、心と体のメンテナンスを色々とやっていくのがおすすめです。(*^_^*)