身土不二(しんどふじ)」という言葉があります。聞きなれない言葉の場合にはWikipediaなど、詳細に解説されているところへのリンクを載せた方が親切なんですが、ベストのリンク先を探し始めると大変なので省略します。自分で色々と調べるほうが楽しいときもありますね。特に趣味の世界は。(^^)
さて、「身土不二」は仏教用語だそうです。広まったのは1900年代のようですね。
Wikiによると、「その土地、その季節の食べ物がいいという考え」となっています。
私の健康法の中心的な知識のインドのアーユルヴェーダでは、「オカサトミヤ 」又は「オカサトミア」と呼ばれています。
「季節の食べ物がいい」というのは「オカサトミヤ」に含まれるのか不明ですが、「その土地の食べ物がいい」というのは学びました。
ちなみに、「季節の食べ物」というのは、例えば夏はスイカやきゅうりは身体を冷やすとか、春のフキノトウとかタラの芽は春のだるい身体を軽くするとか、そういう効果があります。
季節の食べ物は、その季節に身体に必要なものでもあるという考え方です。
そして「オカサトミヤ」は、「それぞれの地域」で「その地域に適した食べ物がある」ということになります。
これは、「自然法則」と呼ばれるものでもあります。
「自然法則」は、郷土料理や風習、そして方言などもそうです。その土地に合った生活は自然で無理がありません。
「法則」ですから、その部分は本来は科学的です。再現テストが可能だということです。
たぶん、今は情報が世界中を回っていますが、情報が遮断されると地方の言語は元に戻ると予想しています。
大阪人が集団で東北に行って暮らした場合、現地の人と接触しなくてもとギャグのノリが無くなって東北弁をしゃべりだすようになるという感じでしょうか。
無理の無い、自然な感じというのは身体や心にとっても良さそうです。
結局、自分の家の畑で作った野菜が1番ということでしょうか。素敵な生活ですね。
インドのアーユルヴェーダは日本語では「生命の科学」という意味ですが、「オカサトミヤ」の反対の「サトミヤ」という言葉もあります。
それは、もうわかると思いますが自分の土地から離れた食べ物です。確か30kmぐらいだと聞いたことがあります。距離が間違っていたら超ごめんなさい。
具合がよくないときなど、場合によっては「サトミヤ」のものを食べると良いと話もあります。どういうときにどういうものを食べるといいのかは、やはりそれぞれの地域ごとの知識になると思います。
「アーユルヴェーダ」はインドが発祥なので、「インドの知識は日本には合わない」という人もいますが、ある意味正解です。それぞれの土地には、それぞれの土地の健康法がありますので、インドの食べ物の知識をそのまま持ってきてもうまくいかないということです。
ただ、ベースになる知識は、「身土不二」という日本語があるように世界中にあるものです。インドはインドの自然法則が働いて「アーユルヴェーダという単語になっている」というだけではないでしょうか。
ちなみに、食べないほうが良いと言われているジャガイモや肉、チョコレートなども、親子3代に渡って食べ続けられたものは無害になるそうです。人間の身体って凄いですね。
その土地に3代住めば、その地域の良くない影響は無くなり住みやすくなりそうです。