日本銀行については、普段は私は何も意識していません。
その役割も、よくわかりません。
なんとなく、「インフレ抑制に注意を向けている」という印象です。
ただ、日本や世界経済への影響に関してはとても大きな役割を持っています。
特に日本の経済に関しては、重要な役割を担っています。しかし、現在は政府から独立しているため、政府の財政政策と必ずしも一致していないため、混乱の原因にもなっています。
日本の経済は民主主義ではなく、もしかしたら日銀の独占支配の形になっていると言っても過言ではないかもしれません。
独占支配が良い時もありますが、良くないときもあります。
現在は積極的に景気回復をしなければいけないのですが、日銀は独自の考え方で「現状で大丈夫」という感じになっています。
これに対して政治家の方々が何かを言っても聞き入れません。
今年になって、やっと日銀から「インフレターゲット」の数字が出ました。これは、アメリカのFRBが目標値を発表したためで、主要国(日本はすでに先進国ではないですね。)の中で目標値が無いのが日本だけになったのでしぶしぶという感じです。
そして、その目標値は1%です。アメリカや他の国は2%ぐらいです。このデフレ化だったら3%でもいいと思います。やる気を見せるだけでも景気を刺激して好転します。
日銀はなぜか経済成長を嫌がっています。今でもインフレの抑制がメインの考え方なのかなー、と思ってしまいますね。
日銀の役割は、「インフレの抑制」ではなく、「インフレの制御」ではないでしょうか。
インフレ率が高まれば低くして、低ければ高くするということです。
今はコンピュータも進歩し、市場の情報も掴みやすくなっています。他国が積極財政に進んでいる理由は、「制御可能」という気持ちがあるからだと思います。
ブレーキの効かない車には乗れません。
制御できないものはやってはいけません。
でも、インフレターゲット2%はコントロールできるかどうかは本当のところ私には不明ですが、専門家は制御を行なっています。
ところで、ハイパーインフレの原因は、
「供給不足」
によるところが大きいですから、日本はまだまだ大丈夫なはずです。
日銀法の改正を目指す国会議員の方々もいますが、日銀法を改正せずともまだまだ政府としてやれることがあるので実行して行って欲しいと思います。
積極財政を目指す政治家を応援しています。