12日から夏休み中です。(^^)/
夏だ、海だ、プールだとはしゃいで回りたいところですが、実は10日あたりに「会社の給与体系の見直し」をすることにしたので12~16日は新しい給与体系を作るために集中します。
11日に友人と会ってその話をしたら、
「決算期の途中で変更するのはダメだよ。」
と言われましたが特に問題は無いと思います。
それに、給料を下げる話ではなくて上げる話ですから誰も反対しません。(笑)
「給与体系の見直し」
という言葉を聞くと、通常は「下げる話」だと思うのかもしれませんね。
「上げる」と言っても数万円をバンバン上げるのではなく、たぶん年間5000円~2万円ぐらいの昇給と、賞与は増やす予定です。
なぜ、今頃そんなことをやっているかというと、実はずーーーっと給与体系の見直しをやりたかったのですが方法がわからず、今回はあるきっかけで「やり方」を勉強できることになったからです。
今までは、私が「こういう人と一緒に働きたい」とか「こういうやり方をしたらうまくいく」という思いがあって、それを伝えてはいたのですが給料とは特に連動していませんでした。
昇給のときや賞与の査定のときには話をしたりしていましたが、明確な基準はありませんでした。
今回は、すべての人の給料や賞与をオープンにして、しかもそれが「どうしてその金額になったのか。」とわかりやすくすると共に、「どうしたら給料が増えるのか?」についても理解することが簡単になることを目指しています。
全員が同じルールで、しかもその判定には査定する人の感情が入らないようにして、自分で自分の給料を計算可能にします。
そのルールにしたときに、現在の給料とのギャップが出てくる人もいると思います。もし現在の給料の金額が新しい給料体系よりも少ない場合には増えるので問題ないのですが、その逆の場合でも減らすことはしません。
新しい給料のレベルに到達するまではそのままの金額を維持することになりますが、現在の自分の本当の給料の金額についてはわかるようにできればと思っています。
また、会社の売上や利益によっては多くもらえるようになったり、あるいはリーマンショックのようなことがあれば逆に減給もあり得るというシステムにして、各自で事前に納得できるようにしたいと思っています。
「事前に」
というのがミソで、会社がどのような状態のとき、自分がどのような状態であれば給料はいくら、ということをわかるようにするとみんながやりやすくなると思います。
方法としては今はまだ考え中で、例えば製品に不良があったのを見つけて報告した場合に、個人のポイントにするか社員全員のポイントにするか、また、そのポイントは昇給ポイントなのか賞与のポイントなのか、などを決めないといけませんね。
今までは、「不良品を見つけて報告するのは当たり前」と思っていましたが、報告が後回しになったり微妙な不良は報告されなかったりすることがありました。そういうことが無いようにするために、収入面でのサポートをしていく必要も感じます。
やはり、働いている以上は「お金」が重要項目ですし、自分の成長や会社のレベル等も可視化された方がいいと思います。
個人も会社も必ず成長を続けますから、成長記録を見ることも楽しいと思います。
あとは、当然ですが20年間この会社で働いたら給料はいくらになっているのだろうか?という疑問にも答えなければいけませんから、給料の最高額の提示もする必要がありますね。厳密に言えばインフレやデフレによる社会情勢の変動も考慮したいところです。
そこまで考えると大変ですが、なんとか形にしていきたいと思います。
年収1000万円は、今の会社の規模では無理ですが、「どのような状況になれば年収1000万円に行くのか、また、年収3000万円の可能性はあるのか?」まで提示する必要があります。
まあ、そんな大きな金額の話も考えつつ、2~3ヶ月に1回ぐらいは基本給が1000~2000円上がるようなシステムにして、少しでもスキルアップしたら給料に反映できる仕組みを目指しています。
そして全社員と話し合いをして洗練させ、そのあとは法的に問題がないかを検討して決定し、就業規則に変更点があれば労働基準局に再提出する予定です。特に「会社の利益が無くなったときの減俸の仕組み」を取り入れても良いかどうかについては法律的な問題をクリアしておく必要があります。
というわけで、ゆっくりとあれこれ考えるためにきのうから都内に滞在中です。(^^)