きのうは、「待つこと」についてでした。
今日は、「待たせること」です。
これは、テクニックの話だと思います。
「待っていた方が、手に入れた瞬間の喜びが大きい。」
というのがありますね。(^^)
例えば、
「いいところで終わってしまったTVドラマを次の週に観る瞬間。」
「並ぶのを覚悟で行く、美味しいラーメン屋で食べる瞬間。」
「好きなアーチストのコンサートの開幕時間が遅れたとき、幕が開く瞬間。」
「ずっと欲しかったが、色々な理由で手に入らなかったものを手に入れた瞬間。」
あと番外編としては、
「ニコチンやアルコールなどの中毒症状が出たときに、それを体に入れた瞬間。」
もありますね。
ビジネスや対人関係においては、相手をより感動させるために、「待たせる」というテクニックを使うと効果的です。
「待っている間に期待が高まって、手に入れたときの感動が大きい。」
というのは、とても感情を大きく動かすので印象も大きくなります。
待たせるテクニックを使うときのポイントをまとめてみました。
1.ある程度、結果が想像できるもの。
例えば、それを入手した自分の姿や、そのときの気持ちが想像できるものだと、期待する気持ちがあるので待つことができます。
2.体験したことがあるもの。
上記と似ていますが、すでに知っているもの、食べたことのあるもの、行ったことのあるところなど、自分で体験しているものであれば、もっと長く待つことができます。
3.待つ理由に正当性が感じられるもの。
1週間に1度のテレビドラマなど、最初からルールが決まっているものや、需要に対して供給量が少ないことがはっきりとわかるものなどは我慢もできます。
4.自分の都合。
例えば、自分のスケジュールが合わない、自分の予算が無いなど、自分の都合だと納得いきますが、納得のいかないような相手の勝手な都合は我慢がきかなかったりしますね。
5.少しずつ小出しにして、さらに盛り上げる。
続きを観たいTVドラマについて、待っている間に少し違った情報があると、さらに盛り上がっていきますね。つまり、それについて考える時間を増やすことによって、待つ時間をさらに長く感じさせることができると思います。
6.わざといいところで打ち切って次につなげる。
TV番組でコマーシャルに入る寸前や、映画の予告編は、気持ちを持続させるために作られているので参考になります。
等々、色々あると思いますが、友人関係でもビジネスでも、うまく使えば楽しく盛り上がることでしょう!
やはり、感情が大きく動くことで楽しさや喜びが生まれますから、単調にならない工夫を色々なところで取り入れるのはいいですね。(*^_^*)